もう1人ｷｬﾝﾌﾟをしないので､知り合の恐怖体験を書きます

その人は自分と同じ､ｻﾊﾞｹﾞｰ仲間でｷｬﾝﾌﾟも好きな人です

その時も八月の末に
一人でｷｬﾝﾌﾟに行ったのですが･･･


場所は人造湖としては
日本有数の大きさの湖の横の･･･
･･朱鞠○湖ｷｬﾝﾌﾟ場･
ここはﾀﾞﾑで塞き止められ出来た湖で､ﾌﾞﾗｯｸﾊﾞｽなどが釣れたりする場所なのですが･･･

そのﾀﾞﾑは､やはり･･･
強制労働者で作られ
多数の犠牲者が出たそうです
しかも人柱の噂もあるところです･･･




そこのｷｬﾝﾌﾟ場はｵｰﾄｷｬﾝﾌﾟ場････････････一応説明しますと､ﾃﾝﾄｻｲﾄまで車で入れるので何かと便利なんですが

利用料金が少し高いんです
さて話しに戻しましょう･彼をＳさんとしましょう

その日はｼｰｽﾞﾝ過ぎということで､ｷｬﾝﾊﾟｰは余り居なかったのですが

Ｓさんはさらに奥のｻｲﾄにﾃﾝﾄを張ったそうです
その時が来るまでﾔﾊﾞｲ場所だとは知らずに･･･

｢やはり､自然に囲まれるのが癒されるな｣

と夕方近くなので夕食を作り初めたそうです


日が落ちると､周りは街灯が無く

ﾗﾝﾀﾝの明かりだけが頼りの状態

遠くに他のｷｬﾝﾊﾟｰのﾗﾝﾀﾝが見えるだけで､湖面の方は

漆黒のｶｰﾃﾝが引かれているようだったとか･･･
食事を取り､酒も飲みいいきもちで､唯一の明かりの星空を見ていた･･･


・・・ｶﾁ･ｶﾁ・・・

びく なまら！びっくりした


その音は車のﾊｻﾞｰﾄﾞﾗﾝﾌﾟが点いたのだ

この車はﾘﾓｺﾝで
ﾄﾞｱﾛｯｸを施錠解錠すると､ｳｲﾝｶｰで知らせる機能が付いているのだが
｢知らないうちに･･･
触った･･のか･･｣

ごそごそと鍵を探す･・・ ｢え！ ｽﾞﾎﾞﾝに無い 胸ﾎﾟｹｯﾄかな 無い！えｰｰ何処だ・・・ ･･･あっ･･･｣
焦る頭を落ち着かせると､思いだしたのだ

｢･･･あった
しかし･･･なんで｣

鍵の有った場所は･･･
ﾃﾝﾄの中の鞄の中だったそうです

絶対触ることが出来ない場所に鍵があるのに･･なぜ



･･･ｶﾁ･ｶﾁ･･･

また ｳｲﾝｶｰが
身体中の毛が逆立つのを感じた時に



･･･ﾁ……ﾝ･･･


･･･ﾁﾘ……ﾝ･･･




ｷｬﾝﾌﾟ場の奥の真っ暗な所から


鈴の音が･･･