前に書きました、
日高 吾朗ショーで
朗読された絵本

・・・すみれ島・・・
戦局が逼迫しはじめた
ころの話

九州のとある小学校・・・
毎日、上空に日本の飛行機が飛んでいった
子ども達は盛んに手を振りまた、飛行機も応えるように翼を振ることがあった

ある日、兵隊さんに
花を届け出元気づけることになり、
子ども達は、原っぱに咲く、すみれを沢山取って
航空基地に届けた・・・

数日後、隊員から手紙が来たのを先生が神妙な様子で子ども達に読み聞かせた

内容は、花のお礼・・・
次の朝、出撃だけど
隊員同士で昔、あそんだ
花相撲を一晩中したこと

茎の切れたすみれで、布団が一杯になり、その匂いが良かったこと・・・

先生は泣きながら
兵隊さんは、特攻隊員で
二度と帰ってこないことを教える・・・

毎日、学校の上を飛んで行く飛行機は同じ飛行機ではなかった・・・

次の日から、子ども達は 一生懸命に花を摘んで
基地に届け続けた・・・

沖縄に行く途中にすみれ島と呼ばれる島がある

特攻隊員が最後まで連れていくのが忍びないと思い 島に撒いたり、飛行機が故障して島に落ちたりしていくうちに

すみれが島いちめんに咲きほこるようになったと言う・・・・・・

大人も一緒に読んで
一緒に感じ、考えて欲しいです・・・