恋してぇ…ってなる話
40代半ば  群馬県
2011/03/31 13:17
恋してぇ…ってなる話
学校の帰り道。彼女と一緒に狭い田舎道を並んで歩いていた。
その日は朝から晴れで、傘を持ってる人は誰もいなかった。

でもおれは、前の日傘を学校に忘れていってたので
左手に傘を、右手に手提げ鞄を持っていた。
「ねえ何で傘持ってるの?」彼女は聞いてきた。
「あー昨日学校に忘れていったんだよ」「ふ~ん…」

しばらくの沈黙のあと「傘もってあげようか?」彼女が言った。
「いいよ別に…」「遠慮しなくていいってえー」
「いや、いいってば。女の子に物持たせるなんて最低じゃん笑」
その後、またしばらくの沈黙。日が沈みかけ、少し暗くなってきた。

「傘と鞄両手に持ってるって変だよ!」彼女は言った。
「なんで??片方の手に両方とも持つほうが変じゃね??」
またしばらくの沈黙。もうそろそろ家に着く。そんなとき。
彼女は唐突におれの傘をひったくった。おれは驚いて
「何?」と聞いた。無言で彼女は右手をそっとおれの左手に
からめた。

「手・・・繋ぎたかったんだ?」「・・・うん」

その日だけ、少し遠回りして家に帰った。
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コメント

40代半ば  群馬県

2011/04/01 8:04

2. >まみ☆゙さん

( ´∀`人)まぁ

40代半ば  長野県

2011/04/01 7:56

1. 
あらッ[ほっとした顔]

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