■籠目籠目■
　　　第４章


かごめ~かごめ
　籠の中の鳥は…


アパートを離れ安全
のために来たビジネ
スホテルにまで夢に
女の子が現れました
‥







　お姉ちゃん探した
　んだよ…

　ドアを開けて…



お姉ちゃん助けて











この時、加奈は、
無意識下で感じまし
た。

いつもは恐怖感しか
ないのに今夜は夢と
して静観してる自分
自身がいる事を…


そして、思い切って
夢の中でドアを開け
て真夜中の訪問者を
招き入れました。








そこにいたのは７歳
くらいの可愛い女の
子でした。



[加奈]
「どうしたの？
中にお入りなさい」




[女の子]
「お姉ちゃんとお話
ができた。わたしが
見えるんだね☆」


[加奈]
「もちろん見えるよ
　‥
　お名前は？」



[女の子]
「ふくだあおい。
お姉ちゃんも私を助
けてくれないの？」











[山下]
「加奈さん大丈夫で
すか！？
早く起きて下さい」



[加奈]
「山下さん！どうし
たんですか‥？」


[山下]
「脳波と心電図の機
器が異常を知らせる
アラームが鳴ったん
です‥
今夢を観ませんでし
たか？」





加奈は、今観た夢を
山下に話しました。


それを聞いた山下は
慌てて深夜にもかか
わらず、斎藤教授に
連絡をします。



そして、３０分後に
教授が駆けつけまし
た。




[教授]
「加奈さん大丈夫で
したか？」



[加奈]
「はい大丈夫です。
今夜は怖いイメージ
はなく普通に過ぎて
ゆく感じでした‥
女の子は私に助けを
求めているようでし
た。
名前は、たしか
【ふくだあおい】
と名のったと思いま
す」


[教授]
「加奈さんこれから
大学の研究室に行き
ましょう！
２つの仮説が閃きま
したので前者である
事を祈りたいです」


[加奈]
「その２つの仮説を
教えて下さい」





[教授]
「驚かないで下さい
ね。
測定機器を確認した
ところ脳波と心電図
以外にも超常現象を
感知してました。

まずドアをノックす
る音！
すなわちラップ現象
と言われるものです
！
次に録画されてます
がドアがひとりでに
開く映像！
これはおそらくポル
ターガイスト現象だ
と思われます‥


私の推測が正しけれ
ば、それらの現象を
引き起こしてるのは
加奈さん自身なのか
も知れません。

無意識的に用いてし
まう！反復性偶発性
念力(念力)だと思い
ます。

少女は存在してなく
加奈さん自身の特殊
な能力と心の病では
ないでしょうか！



そして、もう一つの
仮説は非科学的です
が、
成仏してない、ある
いは、成仏できない
少女の霊が、現世に
未練があり…
加奈さんに何等かの
メッセージを伝えよ
うとしてるのでは！


あくまでも現時点で
の仮説にしか過ぎま
せんが…










　…
　いついつ出やる
　　夜明けの晩に
　鶴と亀と滑った
　　後ろの正面‥


　　だあれ　‥




第5章へ続きます
(*^▽^)/★*☆♪


夢とは何らかのメッ
セージを知らせてる
のかも知れませんね
…

今夜…夢を見た貴方
は、自身で確かめて
みては…
摩訶不思議な世界を

(作)クレア