籠目籠目(第6章)
30代半ば  宮崎県
2018/10/10 19:20
籠目籠目(第6章)
 ■籠目籠目■
   第6章



(加奈)
「葵ちゃんは生きて
いる可能性はないん
でしようか?」


(教授)
「消息が一年半わか
らない点や夢に現れ
る事から亡くなった
と思うのが妥当だと
思います」



(加奈)
「葵ちゃんの両親に
会ってみたいです」



(教授)
「実は、私も考えて
ました。成仏出来ず
にいるのなら御両親
の協力が、必要かも
知れませんね。

デリケートな問題で
すので私が、今夜に
でも直接伺って話を
してみます。
加奈さんは、この研
究室で今夜は泊まっ
て下さい」











今日も夜がきて昨夜
に、続き山下が付き
添い機器を準備して
から加奈は、寝まし
た。









そしてまた夢を…

 かごめ~かごめ
 籠の中の鳥は…
















(葵)
「お姉ちゃん、また
違う場所だね‥」



(加奈)
「葵ちゃんは、どこ
からくるの?」




(葵)
「お家の下からだよ
暗くて毎日寂しくて
泣いてるけど眠ると
夢の中でお姉ちゃん
とこに行けるんだ」



(加奈)
「誰のお家なの?」




(葵)
「おばちゃんのもう
ひとつのお家だよ。
いつもいなくてたま
に帰ってくる。優し
いけど、怖い人‥」



(加奈)
「どこのおばちゃん
なの?」




(葵)
「先生のお家の隣り
の部屋にいるおばち
ゃんだよ」



(加奈)
「幼稚園の先生が住
んでいたアパートの
隣りの部屋のおばち
ゃんって事かな?」




(葵)
「そうだよ!
今は、お姉ちゃんの
お家の隣り」



(加奈)
「葵ちゃんのお母さ
んに会ってそう教え
るね」




(葵)
「うん、お母さんと
こに行こうとしても
行けないんだぁ!
早くお母さんに会い
たい‥
ねぇお姉ちゃん、お
母さんのかわりに赤
トンボ唄ってよ」





(加奈)
「わかった(^O^)
唄うから明日も夢の
中にきてね☆」






♪夕焼小焼の、赤と
 んぼ
負われて見たのは
 いつの日か

山の畑の、桑の実を
 小籠に摘んだは



 まぼろしか…






(葵)
「お姉ちゃん
ありがとう。
今から一緒に私の
お部屋にこない?」










(山下)
「加奈さん起きて下
さい早く早く!」





加奈の体温が低体温
となり警告音が鳴り
響き!
山下は慌てて起こし
ます…









 いついつ出やる
  夜明けの晩に
 鶴と亀と滑った
  後ろの正面‥
 
   だあれ ‥



第7章へ続きます
(*^▽^)/★*☆♪

(作)クレア
コメントする

コメント

ひろ[退]
50代前半  東京都

2018/10/11 8:44

3. 赤とんぼの歌も、何か関係しているのかな?続きが気になります!(*^^*)

30代半ば  宮崎県

2018/10/10 22:03

2.  >>1 FUKU 改め ホニャララ 改め 雲 時々 ……[芽][ハートたち(複数ハート)]さん
お疲れ様です♪

大阪のケツネウロン食べて
みたいですね(笑)
新世界あたりで(爆)

2018/10/10 21:02

1. 

話もちょうど折り返しかな?

けつねうろん
食べてる場合じゃねぇな(^w^)[ハートたち(複数ハート)]

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…