籠目籠目(第10章)
30代半ば  宮崎県
2018/11/03 15:23
籠目籠目(第10章)
ミステリー短編小説
 ■籠目籠目■
  第10章



(山下)
「加奈さん早く起き
て下さい!
アストラル投射状態
から10分経ちまし
た」








(加奈)
「ありがとうござい
ます。わたし還った
んですね。こんなに
神経が疲れたのは初
めてです!頭が割れ
そうに痛いです」




(山下)
「よかった無事に還
れて安心しました。
でも尋常な様子では
ありませんね!
念のために救急車を
呼びます」





(加奈)
「多分ですが!葵ち
ゃんがいる近くまで
行ったと思います。
あれ以上は私の能力
が限界だったと思い
ます。
山下さん書くものを
かして下さい。
意識を失う前に!」







加奈は最後の気力を
振り絞り、夢の中で
見たモノを書きまし
た。

そこには、街全体の
朧気な風景と入り口
に鳥居のある神社が
描かれていました。

そして加奈は意識を
失います!















目が覚めたのは数時
間後の病室のベッド
でした。



(教授)
「加奈さん目覚めま
したか。
一時期は、脈が弱く
低体温で危ない状態
だったんですよ。
無茶な事をやりまし
たね!
しかしながら奇跡を
起こしたかも知れま
せん。
昔ならば、おそらく
千里眼と呼ばれてい
る能力でしよう!」



(加奈)
「教授!葵ちゃんを
探す事に一心になっ

ご心配をかけて申し
訳ありませんでした

奇跡ってどんな意味
なんでしようか?」




(山下)
「加奈さんが、書い
た街の風景と神社を
場所が解らないかツ
ィターやネットに出
してみたんですよ。
そしたら高い確率で
場所が特定されたん
です。




それは往馬坐伊古麻
都比古神社がある奈
良県の生駒市です。

まさしく、千里先が
見える千里眼としか
説明出来ませんね」




(加奈)
「本当ですか、よく
わかりましたね!」





(教授)
「私も驚きました!
ソーシャルメディア
には凄いパワーがあ
る事を再確認しまし
た。

ここからが本題なん
ですが先日、大学に
来られた担当刑事に
駄目もとで、加奈さ
んが葵ちゃんは生駒
市に居る夢を見たっ
て伝えたんです。
そしたら慌てた様子
で調べると言いまし
た!

加奈さんのアパート
の隣りに住んでる女
性がいましたよね。
実は生駒市の出身で
毎週末帰ってるそう
なんです!
おそらく警察が調べ
るのは、その女性の
滞在先とその周辺の
聞き込みだと思いま
す」




(加奈)
「そうなんですか!
神様どうかお願いし
ます。
葵ちゃんが生きてい
ますように」




 


最終章へ続きます。
とうとうきましたね
(*^▽^)/★*☆♪


千里眼とは、その場
にいながら千里先を
も見通せる超能力及
び、その能力を持つ
者の名前です。
また透視と呼ばれる
こともある。浄天眼
(じょうてんがん)
とも言うそうです。

広目天がこの能力を
行使出来たとされる
ほか、媽祖に使役さ
れている鬼に、この
能力を持つ千里眼と
呼ばれる、鬼がおり
順風耳と呼ばれる鬼
と共に一対で仕えて
いるそうです。

怖いです(*_*)いや
おとろしいですね!

(作)クレア
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コメント

30代半ば  宮崎県

2018/11/03 22:31

4.  >>3 好位置さん
ありがとうございます(^.^)
完走です(*´・ω・`)bね

ひろ[退]
50代前半  東京都

2018/11/03 20:54

3. いよいよ最終章ですね!楽しみです![ほっとした顔]

30代半ば  宮崎県

2018/11/03 20:11

2.  >>1 FUKU 改め ホニャララ 改め 晴 時々 お休み♪[芽][ハートたち(複数ハート)]
さん
こんばんは(^.^)
寒くなりましたね。
宮崎でも夜中は暖房
ないとペンギンに(笑)
なしそうです(^.^)

2018/11/03 19:08

1. 

今夜は寒いから
鍋焼きうろん食べながら
最終回を待つべし(^_-)

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