☆青春again7章
30代半ば  宮崎県
2015/11/06 0:49
☆青春again7章
 
お疲れ様(⌒‐⌒)
今夜も短編小説の
時間です。
読んで下さってる
方々に感謝します



☆青春again
  遥かなる願い
【連載 第7章/全13章】



(店主)
「うん、そうだよ!
まぁ俺の推論だが…
お前さんが、過去の
幸子さんと会ったん
じゃなくてよ、昭和
51年に38年後の
未来から!あんたが
会いに行ったんじゃ
ないのかい?


つまり俺が言いたい
のは『時の起点』は
現在ではなくて昭和
51年だって意味だ
よ。
もしそうなら幸子さ
んは、38年経った
今でもさっき起きた
不可思議とも言える
奇蹟の記憶が残って
るのかもな」






一郎は、冷静に聞い
て考える余裕は無く
ただ、幸ちゃんへの
想いに浸り、焼酎を
呑んでいました。





(店主)
「ひとつ聞いていい
かな?
【人生の価値】って
何だと思うかい?

意見するガラじゃな
いんだが、少し気に
なってな!」






一郎は会社で部下を
指導する立場にあり
ながら形の見えない
人生の価値を唐突に
聞かれ…
答える事は
出来ませんでした。








(店主)
「まぁ~呑みながら
でもいいから聞いて
くれ。
あんたより10年ぐ
らいは、先に生まれ
てるハズだから俺は
先生ってわけだ。



家庭を顧みないで仕
事一筋に頑張ってる
みたいだが、それで
本当にいいのかい?

働き盛り半ばか!
明日にでも尽くした
会社からサヨナラを
告げられるご時世な
んだぜ‥
そうなってから家族
とのあり方や関係を
修復しようなんて遅
いのかもな!


世間のやつらは人生
の価値は、何にあり
何を目標とすべきか

混沌とした意識の中
に居て、どうしても
目に見えるものに心
が捉えられがちにな
るけどな!
華やかなやつらが必
ずや幸福感や充足感
を持っているとは限
らねえんだよ!


人生の価値はそうし
た社会的比較の中に
あるんじゃなくてよ
★自分のやりたい事
★自分が悦べる事
★心から話せる家族
や友人が側にいる事
なんだと俺は63年
生きてきてはじめて
分かったんだよ。


ごめんな!
久しぶりに腹ん中か
ら熱く話せて嬉しい
ぜ。

赤ちょうちんの親父

戯言だと思ってくれ
ハハハ

一途で、真っすぐな
幸子さんには、幸せ
になって貰いたいも
んだね。
名前のように幸ある
人生を俺から祈らせ
てくれ」










そう言うと店主は!
一郎に気付かれない
ように、そっと零れ
る涙を拭きました…




【第7章終わり】



♪たとえば僕が間違
 っていても
正直だった悲しさが
あるから‥流れて行

静けさにまさる強さ
は無くて
言葉の中では何を待
てばいい…
流れて行く

たしかな事など何も
無くただひたすらに
君が好き
夢はまぶしく木もれ
陽透かす少女の黒髪
もどかしく

君の欲しいものは何
ですか
君の欲しいものは何
ですか‥




……………






人生には二つの道し
かない。
一つは奇跡などまっ
たく存在しないかの
ように生きること。

もう一つはすべてが
奇跡であるかのよう
に生きることだ。
(アインシュタイン)


作者
★あいたん★
ありがとうございま
した(*^▽^)/★*☆♪
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コメント

40代半ば  沖縄県

2023/01/12 23:48

4. この回はヤバいね🥹

60代前半  宮崎県

2015/11/12 22:21

3. やっぱり、あいたんの小説は素晴らしいわ!

昭和51年に高校一年なら俺とおなじやん(泣)

あの日に還りたい♪(笑)

30代半ば  宮崎県

2015/11/06 1:18

2.  >>1 浦島 追希翔さん
お疲れ様です(^o^)
毎回コメントありがとうございます♪

30代後半  愛知県

2015/11/06 1:14

1. 
こんばんわ[三日月]

今日の章は少し読んでて…ドキッとさせられました。自分の人生においての幸せの在り方…捉え方…
今…タイムリーに考えてた事だったので。。。

感情と思考では幸せの捉え方が変わってくる。
どちらが正しいかは分からない…

でも…どんな時も笑顔でいられて笑顔にさせられる人がいる…
そんな人生でありたいですね(*^^*)
ありがとです(^^ゞ

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