お疲れ様です(⌒‐⌒)


青春again
　 遥かなる願い
【連載 第１０章/全13章】



(幸子)
「私なりに、結論を
出したよ！
昨夜と今、目の前に
いる一郎君は３８年
後から来たって信じ
る事にした。

一番の理由は１６歳
で私が決めた私しか
知り得ない将来の子
供の名前が、こころ
だって知ってた事だ
よ。

夢も観たんだぁ(^^)
未来から、一郎君を
ここに連れてきたの
誰だと思う？
３８年後の一郎君が
来た事以上にビック
リしたぁ


未来から時をかけて
来るなんて！漫画か
小説の世界だけ！と
思ってたけど３８年
後ってどんな世界な
の？
科学が進歩してるん
でしょうね？」





(一郎)
「たしかに昭和５１
年に比べたら便利な
物が増えたね。
間違った使い方をす
ると取り返しがつか
なくなったりもする
よ‥
でも人間の考え方や
気持ちは幸ちゃんの
イメージよりは変わ
ってないと思う」




(幸子)
「それ聞いて安心し
たわ(⌒‐⌒)
でも一郎君と奥さん
は、気持ちが離れて
しまったんだよね」




(一郎)
「気持ちが離れたの
か？距離を置くよう
になったのか微妙な
とこだね‥
幸ちゃんも大人にな
って結婚して子供が
生まれたら分かると
思うよ‥」




(幸子)
「なんか、それって
お互いにズルい感じ
がする！
本当の気持ちを誤魔
化してまで無難にや
り過ごすって夫婦じ
ゃなく同居じゃん」




(一郎)
「さすが学年トップ
クラスだったから的
を得た考えだけど…
現実には、難しいし
継続となるとね‥」




(幸子)
「反論します！難し
いと思っているのは
一郎君だけで奥さん
は違うのかもね？」




(一郎)
「いや～幸ちゃん！
痛いとこを明解に衝
くね(汗)
幸ちゃんにだけ本音
を話すね。
妻に対する俺の気持
ちは今でも変わって
ないんだよ！
いやそれ以上かも。

でもね、お互い５０
を過ぎると若い時み
たいな甘えた言動は
自重するって言うか

優先順位が変わって
しまうんだよ！
俺は仕事中心で妻は
家事に子育てにパー
ト勤め。
だからお互い理解し
合い会話をしないと
自然と溝が深まるん
だよ」




(幸子)
「私、１６歳だから
一郎君が言うのが正
しいのかもね！
でもそんな大人には
なりたくないなぁ。

我慢と理解をごっち
ゃにした結婚生活は
嫌だぁ！
理解なら苦にならな
いけど我慢なら辛い
と思うんだぁ！


一郎君に、提案しま
す。
前にも言ったけど私
が一郎君の奥さんに
なるのか？ならない
のか？物凄く知りた
いけど、未来が分か
った恋愛はしたくな
いから聞かないけど
ね！


もしもだよ、もしも
私が、一郎君の奥さ
んになってたら今夜
ちゃんと話し合わな
い？


一郎君には、今夜で
も私には３８年後に
なるよね！


で、私が、奥さんに
なってなかったら！
今、ここでの会話を
懐かしく思い出して
食事でもしましよう
か("⌒∇⌒")」




□第１０章終わり





♪いつか君と行っ
た映画がまた来る　　
授業を抜け出して
二人で出かけた　　　　　　
哀しい場面では涙
ぐんでた　　
素直な横顔が今も
恋しい
雨に破れかけた街
角のポスターに
過ぎ去った昔が鮮
やかによみがえる

君もみるだろうか
「いちご白書」を

二人だけのメモリ
ィー
どこかでもう一度



……………




樹木にとって、最も
大切なものは何かと
問うたら、
それは果実だと誰も
が答えるだろう。

しかし実際には種な
のだ。
【ニーチェ】


作者
あいたん
ありがとうございま
す(*^▽^)/★*☆♪