☆彡お疲れ様彡☆

私の愛するスイカ泥棒
【後編です】

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(恵子)
「はい縁って本当に
不思議な物ですね。
そのスイカ泥棒さん
はのちに私のお父さ
んになりました」



(爺ちゃん)
「それは凄いな★重
い病気の母親に食べ
させたい一心で、ス
イカ泥棒した青年が
なんとまだ中学生だ
ったお嬢さんのお母
様と後に結婚したの
か、これはたまらん
わい (笑)お嬢さんす
まぬがス イカをもっ
と貰えぬ か(*^o^*)
ドキドキして今日は
実に幸せな気分じゃ
よ(*^o^*)
人と人の出逢いとは
実に不思議なもんじ
ゃな。
１時間で終わる時も
あれば１年続く場合
もある。
時には、一生涯続く
出逢いもな(^O^)」



(恵子)
「そうですね(^O^)
その件から数年が経
ち病弱だったスイカ
泥棒さんのお母さん
が亡くなりました。
それがきっかけにな
ったみたいでなんと
私のお父さんとなる
スイカ泥棒さんは婿
養子になって祖父母
とお母さんと４人で
暮らしました。
そして、お母さんが
３３歳お父さん４５
歳の時にやっと授か
って生まれたのが私
なんですよ(^O^)」



(爺ちゃん)
「ほお！４５の時に
授かった娘ならスイ
カ泥棒から可愛いが
られたであろう(笑)
もしわしなら記念に
桜の苗木を植えるは
ずじや(^O^)」


(恵子)
「はい、お爺さんが
言ったように家族み
んなで★大喜びして
記念に桜の木を庭に
植えたそうです」



(爺ちゃん)
「やはりそうなのか
(^O^)
昔はそうしたもんじ
ゃよ。幸せな家庭で
愛情を溢れんばかり
にそそがれて育った
からお嬢さんは優し
いんじゃな(^_^)v」



(恵子)
「でも‥私が小学生の
時に！
たて続けに祖父母が
亡くなり！中学１年
には、お母さんまで
亡くなってお父さん
と２人だけになりま
した‥」



(爺ちゃん)
「そうなのか！お嬢
さんも苦労したんじ
ゃな‥
ほらまた泣いておる
！
泣き虫なのは親譲り
なのか？わしまで貰
い泣きしたわい。
涙を拭いてお嬢さん
もスイカを食べなさ
い。
この時期にしては甘
いから熊本産のスイ
カのはずじゃ(^O^)」



(恵子)
「ありがとう☆でも
苦労したのは！お父
さんなんだよ！ 昼夜
働いてね…
私を 学まで出してく
れました。 そして私
の卒業を待 ってたか
のように倒 れて今も
入院して ます。
だから勉強なんて！
しなきゃよかったと
後悔してます‥」




(爺ちゃん)
「何を言っておる！
お嬢さんそれは間違
っておるぞ！
親に感謝するのは分
かるが自分を責めて
はならぬ！
お父様は愛する我が
娘の為に進んでやら
れたんじゃよ。

それが親と言うもん
なんじゃ。
お嬢さんみたいな優
しい娘を授かるのな
らわしもお父様のよ
うに倒れて朽ちよう
とも神にすべてを掛
けて貴女を賜るよう
願うぞ。
お嬢さんのお父様が
羨ましくてならんわ
い(*^o^*)」






(恵子)
「ありがとうござい
ます。 その言葉を聞
くと心 が救われます。

私に出来る恩返しは
今、お爺さんんが言
った願いを叶える事
しか出来ません。


貴方の娘として生ま
れてこれて私は本当
に幸せ者です。
お父さんありがとう
ございます。
これからも見守らせ
て下さいね。私の愛
するお父さん」

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私の愛するスイカ泥棒
■完■

以上で３編終わりま
した。読まれた方々
に感謝を申し上げま
す(*^_^*)




人が、神から愛情を
さずかってのは子を
愛するためではない
でしようか。
その愛に子は、少し
遠回りしてから気づ
くものなのかも知れ
ませんね。


勿忘草
花言葉は真実の愛〓

【作】あいたん文庫