最後は有り得ないほどの量を!紅い蛍⑥
60代前半  東京都
2018/01/05 7:55
最後は有り得ないほどの量を!紅い蛍⑥
「私の中に下さい!」


おかしなことを言う娘だなと思った。


栄欄の言葉の端々には、僕には理解できない何かへのこだわりがあった。


それは「血」。
血縁とか民族を意味する「血」だ


でも、僕は今それどころではなかった。


僕の体の一部は、今確実に彼女の奥深くにあって、マグマのように熱い粘膜に包まれている。


でも、その扉はたったいま鍵が解かれたばかりで、道筋はまだ堅く滑らかには動けない。


痛々しくて激しく動けない分、僕はゆっくりゆっくり泳ぐように栄欄の中を往復させた。


「痛いか?」


栄欄は眉根を寄せて小さく二度頷いた。


「はい、でも嬉しくて痛いこと忘れています」


「嬉しいって…気持ちいいの?」


「ごめんなさい。まだ分かりません。由宇は?」


「夢を見ているようだよ」


しなやかな腕が僕の肩に巻きついて、栄欄は泣きそうな顔で微笑んだ。


「由宇、キスして!」


僕は動きを止めて、栄欄と唇を合わせ、激しく舌を絡め合った。


絡め合い吸い合うほどに、止めていた腰は刹那的に動き出し、


激しく打ち付けられない分、奥のさらに奥までねじ込むように擦りつける。


その度に栄欄は、肩を小刻みに震わせながら、僕の舌を喉に届くほど深く吸い込んだ。


色々な熱い思いが、胸の奥から下半身に下りて限りなく膨らみ、噴火が近づいてくる。


気配を察した栄欄は、薄目を開け痛みに耐えながら僕を見つめている。


そんな中、僕の噴火が始まった。

第一弾が堰を切り、僕は栄欄の両肩を強く掴んだ。

第二弾から最後まで、僕は生涯体験したことのない痙攣に襲われ、


その度に有り得ない程の量を、栄欄の中に射ち放った。



     ★☆★



ティッシュを差し出すと、栄欄は「いらない」と
拒んで、脚をピタリと閉じてしまった。


それでも溢れ出るピンクの混合液を、指に絡めて見ている。


「私の血と由宇の血が混じるとこうなるのね」


「おかしいよ、栄欄。ハルビンに来てから、キミは血の話ばかりだ」


「由宇にはわからないでしょうね?」


「わからない。妊娠とか怖くないの?大学院卒業まで、あと一年あるんだろ?」


「由宇、あなたは怖いの?」


「僕は何も怖くないよ。キミのことを心配しているだけだ」


「院はもういいの。中退しても。学費だって大変だし、学ぶことはもうないわ」


「それでいいなら、明日中央大街に出て指輪を買おう」


「ただ…」


「ただ…何なの?」


「キミは日本人残留孤児二世だね?でも中国人だ。育った中国に未練はないのか?」


「私は中国人ではないわ!」




その後、栄欄は、


自分と自分の家族が晒された壮絶な過去を、ポツリポツリと語り始めた。




       -続-





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コメント

60代前半  福岡県

2018/01/05 10:31

5. 明けましておめでとうございます。
単なる拾い画を張り付けいる短い日記よか、官能小説のように楽しめました。
今年もよろしくお願いいたします。

60代前半  東京都

2018/01/05 9:13

4.  >>3 Kou+さん

おはようございます。
タイトルを半端のまま書き忘れたんで、慌てて消しました(笑)

エロい凸ポチありがとう。そちらも頑張って下さい!

40代前半  京都府

2018/01/05 8:57

3. 一瞬、非公開になりましたが、
何かあったのでしょうか〓

( ˘ω˘ )v

とりま、
エロポチw

60代前半  東京都

2018/01/05 8:50

2.  >>1 かよさん

おはようございます。

いつも本当に良く読んで頂いてありがとう。

ここから先はPC破損で原稿を紛失してしまったので、再制作です。

まあ、殆どこの機会に書き直しているので(笑)

50代半ば  大阪府

2018/01/05 8:38

1. おはようございます。
栄欄の過去に何があって
それほどまでに「血縁」に強く
強くこだわるのか・・・・。
息をのむ内容に、目が離せません。続きが気になりますね。

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