単純なオス狼と【したたかなメス狼】のせめぎ合い…紅い蛍⑲
60代前半  東京都
2018/03/03 8:11
単純なオス狼と【したたかなメス狼】のせめぎ合い…紅い蛍⑲
男は、自分が封を切った女には、やはり深い思い入れがある。


封を開けた後も、嵩に掛かって回数を重ね、自分だけの女に仕上げようとする。

それは、猛獣が自分の領地に残すマーキングみたいなものだ。


昨夜、明け方まで掛けて二度抱いた栄蘭を、間を空けず抱きたいのは、そんな猛獣の本能からだった。


でも、彼女はなかなか期待どうりの素振りを見せなかった。


松花江の護岸で挫いた左足首が痛み出したらしい。

ベッドに座らせソックスを脱がせると、くるぶしの周りが少し腫れていた。


左足の靱帯は、彼女が高校時代に跳馬の練習中に痛めた古傷だったらしい。


「痛むか?」


「大丈夫」


そう言いながらも、左足を掴んで少し左右に振ると、
栄蘭は「うっ!」と呻いて僕を睨みつけた。


「男って、どれだけ女に痛い思いをさせたら気が済むの!」


栄蘭はそう言い捨てると、唇を尖らせてそっぽを向いた。


やはり、明け方の長い二回目は、初めての栄蘭には負担が大き過ぎたのかも知れない。


「気付かなかった?私、歩き方がおかしいでしょ。
ずっと何かが挟まってるみたいで変な歩き方になるの。だから、こんな怪我しちゃったんだわ」


「ごめん」


いきなり気勢をそがれた僕は、弱気な狼に転落してしまう。


中国の女は歯に衣を着せない。主張することははっきり主張する。


男と女のせめぎ合いでは力ずくは通用しない。


僕は、栄蘭の白い脚に翻弄されながら、湿布薬を足首に貼り、包帯を巻いていた。


ジーンズのショーパンの隙間から薄いピンクの下着が見え隠れする。


見ないように心掛けても、見える物は見えるので仕方ない。


でも、栄蘭はそれを隠そうとはしないばかりか、
僕の目線や何度も包帯を巻き直す手の動きを見てほくそ笑んでいる。


男が単純明快な狼なら、
女はしなやかでしたたかな狼。


男と女…たった一日で変われば変わるものだ。


昨日の昼間までは旅行者と通訳。ただの雇用関係だった二人なのに…


育った国や環境は違っても、そんな駆け引きが楽しめる二人は生まれつき相性がいいのだろう。


「由宇…今なに考えてる?」


薬指のプラチナリングを回しながら、栄蘭がつぶやいた。


「そのリング、少しサイズが大きかったね。キミが来日した日に買い替えよう」


「いいの。わざと緩いのにしたの。令姐や吉林のお婆ちゃんに会うとき、すぐ外せないと困るでしょ」


栄蘭を日本に呼ぶにしても、越えなければならない壁は幾つもある。


「そうだな。どのタイミングで話す?」


「ゆっくりね…」


手当てが終わった足首をさすりながら脹ら脛をギュッと掴むと、

栄欄はくすぐったいと脚をバタバタさせた。




「由宇…エッチしたいんでしょ?」

いきなり図星をつかれて僕はクスッと笑ってしまう。

「ああ、でも無理だろな?」


ショーパンとTシャツの隙間から縦長のヘソが覗いていた。

そのヘソを覆うように、手を乗せると、栄蘭の手がその上にそっと重なってきた。


「優しくしてくれれば…」

「オレはいつだって優しいさ」


洗顔し化粧を落とした栄蘭は、眉がぼやけて少し童顔になる。


「ほんとかな?」



ベッドに横たえ、足首を気遣いながら覆いかぶさると、

栄欄は、僕の肩に腕を回してキスをせがんできた。

唇を合わせ、つつき合い舌を入れると、細い舌が僕の歯の間から入ってきた。


ブラのホックを外すと、栄蘭は起き上がりTシャツを脱ぎ捨てショーパンのジッパーも下ろした。


メス狼は昨夜のように、ちっパイを隠そうともせず、

目をキラキラさせながら、僕の漲った鬼棒に手を伸ばした。




       -続-




あまり評判の良くない
「紅い蛍」…


しばらくお休みしていましたが、


少しエロ味を付け加えて
再開しますね。




コメントする

コメント

60代前半  東京都

2018/03/03 19:12

10.  >>7 サンタさん

こんばんは。土日も休みなしのつぶ猫です[バッド(下向き矢印)]

限定と公開を織り交ぜながら細々と続けますね。

70代以上  埼玉県

2018/03/03 18:28

9. こんにちわ。
やっとこさ出てきよった紅い蛍。
続きを楽しみに待ってますね。
エロ路線でも仕方ない、、、閲覧数
稼ぎだから?
エロに実話が重なり、いい話になる
のでしょう。

2018/03/03 17:50

8. 
少女から女性への変貌を垣間見る想いです(⌒0⌒)/~~

60代半ば  山口県

2018/03/03 17:31

7. ツブさんこんにちは(^^)ハハハ読んでて楽しいですよ~(*^^*)続き楽しみにしてます\(^o^)/

60代前半  東京都

2018/03/03 9:19

6.  >>4 アギーさん

おい、こら!
生死不明で半年間。

いきなり現れてこのコメかよ?(笑)

男?うーん、確かに…
この画像下げるかな?

60代前半  東京都

2018/03/03 9:17

5.  >>3 ( 'ω'o[ こころ ]o 屍ёйёさん

おはよう[晴れ]
女はしたたかだよな。

でも、そのしたたかさも出し方次第で、男を引き寄せるんだよ。

50代半ば  神奈川県

2018/03/03 9:08

4. 二枚目は女体ですか?

2018/03/03 9:04

3. おはよ~(`・ω・)ゞ

二枚目の写メ、男の人かと思った(汗)

まだまだ続くこの実話は最後は
どうなることやら、楽しみですな( ´・∀・`)b

因みに、女は本当にしたたかよw

60代前半  東京都

2018/03/03 8:55

2.  >>1 かよさん
おはようございます。

他にも熱心な読者さんから、叱咤激励を頂きました。

恋物語と日中の社会問題。取り混ぜ方が下手くそなんですね[バッド(下向き矢印)]

またメゲずに始めます。

50代半ば  大阪府

2018/03/03 8:32

1. おはようございます。
「紅い蛍」の再開、嬉しいです。
「あまり需要がない。」と仰っていますが、再開を楽しみにしていた人もたくさんいると思います。戦争をきっかけにした惨い歴史とそれに翻弄された人々、民族間の感情を含みながら、織りなされる栄蘭と由宇の恋の物語は、読んでいて引き込まれていきます。

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…