【双子のベビーカー】③パパ活娘と豹変パパ
①②③からの続き…
雨の日の子猫騒動から2か月が過ぎ、関東は鬱陶しい梅雨の季節に入っていた。
美奈からは三日と空けずにメールが届いたが、そのほとんどは大した内容ではなかった。
リンのお腹にノミ発見!
目ヤニは結膜炎なの?
ペットの医療保険に入った方がいい?
離乳食はどうしよう?
適当にあしらっていると、しまいには、毎日一人のご飯じゃ気が滅入るとか…
どうやら、美奈は仕事以外ではほとんどリンにかまけていたらしい。
以前電話で、上京後付き合っていた彼と、去年別れたとも言っていた。
リンにべったりなのは、そんな失恋の反動もあったのだろう。
どうも、美奈は気持ちの割り振りが得意な女ではないらしい。
僕はそんな彼女と十日に一度ほど会って、食料や猫グッズの差し入れをしていた。
仮想パパだから…
ペットでも女でも、会う回数を重ね、緊張が解れてくれば、表情も和んで可愛く見えてくる。
初対面ではジャージにスッピンだった美奈も、何度か会ううちに、薄化粧して僕を部屋に迎えるようになった。
美奈…
見慣れれば容姿は決して悪くない。
体型は細身で、少し筋張ってはいるが、色白で168ある背丈は遠目にも見栄えがした。
顔はもともとメリハリのない童顔なのだが、薄化粧を施すとそれなりの美人に化けた。
ただ、動作がまだまだガキっぽくバタバタしていて、僕はそれが少し不満だった。
「私ね、プロフで歳を2つサバ読んでいたんだ。ごめんなさい」
なんて、別にどうでもいいことを突然白状したりしたが、
20だろうが22だろうが、僕には不釣り合いの若さであることは確かだった。
初対面から2か月程が過ぎた6月の半ばだった。
その日、百均の大店舗に連れて行けとか、つまらない用事で呼び出された僕は、
一つ勝負に出ようと、不穏な思いを心に秘めて美奈の部屋に入った。
子猫のリンは倍ほどに大きさに成長し、
あれほど脅えていた僕にもすっかり懐れて、足元に纏わりついた。
「美奈…」
「なあに?」
「今日、百均行った後どうする?」
「ごはん食べよ」
「ああ、その後は?」
「別に決めてないよ。パパは?」
美奈に見つめられて、一瞬言葉を失いかけたけれど、僕は意を決して続けた。
「あのね…、驚くなよ。今日はお前を抱くつもりで来たんだ。だからもうパパはやめてくれ」
美奈は、きょとんとした顔でしばらく僕を見つめていたが、
「そうだよね…」
そう小さくつぶやいて目を伏せた。
「でも、全然驚かないよ。」
「どうする?いやか?」
「いやじゃないよ…でもパパは口説かない人かと思ってた…」
「あてが外れて悪かったな」
「やっぱ、パパも男だったんだ。ま、普通そうだよね。ワクワクの男だもんね(笑)」
「だからさ、もうパパはよせよ」
「ダメだよ。パパはずっとパパだよ。パパには何されてもパパはずっとパパだから!」
そう言うと、美奈は笑いながら涙を拭った。
★☆★
浦安にほど近いラブホの最上階の部屋からは、
ディズニーランドの全景が間近に見えた。
「ねえパパ…いつから私のこと抱こうと思ってた?」
「そうだな、二度目会った時からかな?」
「ええっ、怖いよ。全然下心持ってる人には見えなかったよ」
「甘いな(笑)」
笑いながら、ブラホックに手をかけると、美奈は僕に背を向け、枕を抱えてうずくまってしまった。
ホックを外し、表返そうとしても、美奈は抱えた枕を離そうとはしない。
「こら、お前なにしてんの?」
「ちっパイって笑ったら本気で蹴るからね」
僕は思わず笑ってしまい、無理やり美奈を表返して押さえつけ、枕を抜き去った。
「ほら、笑ってる!」
「美奈のちっパイなんか、とっくにお見通しさ。ほら、早く手を離せ!」
「怖いよ、パパ…」
「素直に言うこと聞く子には優しい。さ、全部見せてごらん」
美奈は僕を睨みつけ、両腕で脇を締め無理やり真ん中に寄せながら、
交叉させていた腕を解いた。
いきり立った乳首が二つ、まるで怒った目玉のように僕を睨んでいた。
ー続ー
関西の皆様…
地震大変でしたね。ご無事でしょうか?
くれぐれも余震にご注意下さい。
心よりお見舞い申し上げます。
コメント
2018/06/20 10:32
18. >>15 むねたんさん
ちっパイ(貧乳とは言わない)は個性ですからね。
コンプレックス持ってる女性が多いけれど、それはちょっと違います。
返コメ
2018/06/20 10:10
17. >>14 ツブ猫
さん
おはようございます。
年の差±12才くらいが世間の常識・・・。なるほど。
そうですよね。 美奈とツブ猫さんの年齢差は
それを超えるって事で、年齢差は続きを読むと分かってくるということでしょうか? 「紀州のドンファン」を例え話にする所がタイムリーですね。
読み手に想像させて、続きを待たせるなんてなかなか罪なお方ですね。(笑)
返コメ
2018/06/20 9:06
16. ランキングに無いので探しました。
アダルトだったんですね♪
今後の展開を楽しみに待ってます。
返コメ
2018/06/20 6:23
15. 貧乳はダイヤモンドよりステキ!
返コメ
2018/06/20 3:21
14. >>13 かよさん
こんばんは。
紀州のドンファンは55の年の差を金で埋めようとしたけれど、無理が祟って命を落としました。
男と女の年の差の常識って+-12以内なんでしょうけど、
相性とか切っかけとか、思惑とか状況とか…組み合わせって無数にあり、なかなか常識の枠内には収まりません。
僕の場合、普通に相性が合うのは40代女性ですが、それでも十分若い(笑)
まあ、こんな組み合わせがあっても不思議じゃない。
実はこの話には落ち(裏)があるのですが…
返コメ
2018/06/19 23:15
13. こんばんは。
素朴な疑問なんですが、美奈とツブ猫さんの
年齢差って、いくつくらいなんでしょうか?
美奈が「パパ」って呼ぶくらいだから、最低でも
20くらいは離れているのでしょうか?
男と女が、なさぬ仲になるのって(人によると思うのですが)親子ほどの年齢差でも関係ないのでしょうか? 感想でなくてすみません。<(_ _)>
返コメ
2018/06/19 21:24
12. >>11 海斗さん
![[バッド(下向き矢印)]](https://img.550909.com/emoji/ic_bad.gif)
千葉、群馬、大阪と地震の連なり、油断なりませんね。
鹿児島では、新燃岳の噴火、桜島の降灰も気になります。
そんな中、こんなお花畑な連載…どんなもんでしょうか?
返コメ
2018/06/19 19:06
11.
ツブさんの好みの女性像だから、抱かないはずはないと思ってました。
神戸に嫁の叔父がおります。今度は大阪がたいへんでした。
こちらは、今年は桜島の降灰がひどいです。
返コメ
2018/06/19 10:18
10. >>8 狼になったPoohさん
おはよう
ありがとう!男も女もみんなでドキドキしましょう。
返コメ
2018/06/19 10:15
9. >>7 クロコダイル・ダンディ・ケンジさん
おはよう
ちょっと今回、前置きが長すぎたか(笑)
返コメ