【双子のベビーカー】⑤「もっと奥!」とか「早く!」とか…
飢えた狼と思惑女が日々行き交う出会い系…
そこは男と女のスクランブル交差点。
袖擦り合わせるのは、生きることに不器用な女達と仮面を被った男達。
僕と美奈も、ここでは良く見かける不釣り合いなカップルだったのだろう。
猫日記をきっかけに、始めはピュアティストで行き来を始めた二人ですが、
それが延々と続くほど、出会い系は甘くはありません。
どちらが嵌めたのか嵌められたのか、
とにかく二人はまさに今、互いの粘膜を貪り合い、獣道の三合目から頂上を目指して今、登り始めたところです。
(①~⑤から続く)
★☆★
美奈の胎内に続く細道は、狭く奥深く生温かく、でも決して窮屈ではない。
僕の動きに合わせて自在に形を変え、優しく僕を包み込んでくれる。
子猫の救出なんて甘ったるい言い訳から始まり、
仮にも「パパ」「美奈」と呼び合うまやかしの父娘芝居が二か月ほど続いた。
それでも男は下心を振り払えなかった。
その結果が、今の僕と美奈の形だ。
背丈がある分、美奈の器官は奥が深いので、僕の抜き刺しも自然に振りが大きくなる。
「パパ~」
「なに?」
「気持ちいーっ!」
美奈は喘ぎ声の合間に、そんなことを口走る。
パパはやめてくれと言いたいけれど、我慢している間に慣れてしまった。
長い脚は少し邪魔だけれど、二つに折り畳み、
膝を抱えて入り口まで引いてはまたゆっくり奥を突く。
薄い茂みの奥には男の果てしない欲望を呑み込む
怪しげな巣穴があって、
それは、膨張し暴れる男を咥えて、はちきれそうに広がりながらも男を優しく包み込む。
見下ろせば、僕が美奈に突き刺さるそのさまは、息を呑むほどの絶景だった。
なぜ僕は、これほどまでに美奈の体を求めたのだろう。
男は女の華麗でセクシーな衣装よりも、ふと垣間見せる母性に弱いのだ。
美奈が子猫のレイに注ぐ限りない愛情は、ある意味とてもセクシーだった。
魅せられた男は、次にその女が隠し持つ強烈な肉感への妄想に支配されてしまう。
そんな美奈は今、僕の動きに合わせて反り上がり、顎を上げて長い髪を振り回している。
彼女の器と僕の角は、初めてとは思えないフィット感だ。
早い抜き差しだと危うく射ち死にしそうで、
僕は道途中で引き返したり、平らな胸を揉み上げたり、膝小僧を舐めたり噛んだり…
忙しく気を散らしながら何とか暴発を食い止めていた。
「もっと…もっと奥!」
人の苦労も知らず、美奈は脚を極限まで開いて腰をせり上げる。
そればかりか、僕の首根っこにぶら下がり、半開きの唇を寄せてきた。
なんて体の柔らかいやつだ!
顔をハスに寄せ、舌を絡め合いながら、僕はもう諦めた。
我慢も限界だ。
細い体を折れるほど強く抱きしめ、舌を吸い合いながら、ギヤをトップに入れ替える。
堰を切ったように激しく奥を突くと、
「うぐ…うぐ」と、美奈は熱い吐息を僕の口の中に吐き出した。
蒸された歯磨きかリステリンの香りが僕の口の中に広がった。
噴火レベルは極限にまで上昇した。
先走りを途中で何とか押しとどめ、ねじ込むように圧迫すると、
美奈は何か叫んで僕を突き飛ばし、体を反らせながらヒクヒクと震えた。
それを見届けながら、僕は美奈の腰骨を掴んで思い切り引き寄せた。
熱い思いと少しの後悔が僕の中を駆け抜ける。
僕は鬼の形相で美奈を押さえつけ、
繰り返し繰り返し、熱い思いを彼女の中に放ち続けた。
★☆★
空になるまで射ち放ち、正気に戻ると丸裸の娘が腕の中にいた。
「パパって、早いよ。」
「ふざけんな。あれで精一杯だよ」
精魂尽き果て、天井を見上げる空っぽの僕に、美奈が覆い被さってきた。
「私とパパって相性いいかも。ねえ、お風呂入って、もう一回しよ!」
「ハハハ…」
僕は力なく笑った。相手が若いってこう言うことなのだ。
「今度はね、私が頑張ってパパを元気にしてあげるから!」
「わかった。でもしばらくは休もう」
「パパ…」
「なに?」
「いずれ分かっちゃうから白状するけどね…」
その後の美奈の告白は、あまりに衝撃的で、僕は一気に目を覚ました
。
「私ね、週二日…風俗でバイトしてるんだ…」
「何ーっ!」
「あ、本番なしの風俗だけどね…」
薄ぼけた頭を、バケツでガンと殴られた気がした。
-続-
コメント
2018/07/03 0:59
18. >>17 かよさん
こんばんは。
いやいや、書籍化なんてしていません。
20年位前、文芸誌の賞に何度か投稿しましたが、ボツで、それ以降仕事が多忙でヤメました。
その頃は、官能的なものは書いていません。
ここで、かよさんのような読者さんに批評して頂いて、とても励みになっています。
返コメ
2018/07/03 0:43
17. こんばんは。
「男は女の華麗でセクシーな衣装よりも、ふと垣間見せる母性に弱いのだ。」・・・・って、ハードカバーの
帯や、巻末の解説のタイトルになってしまうような名文だなぁ。つぶ猫さんの書く物語を、ネットでなくて実際の「本」で読みたくなってきました。もしかして、もう、書籍化されてますか?
返コメ
2018/07/02 12:46
16. >>15 赤毛のOKOMA(⌒~⌒)さん
ごめん、コメ見落としてた(汗)
オフ会お疲れさま!
モテてるなんて(笑) ま、嫌われてないだけ幸せ者だよ。オレは…
返コメ
2018/06/30 4:41
15. おはようございます。
ジジ活でもパパは若い人たちにモテるんだからいいじゃないの~ッ(笑)
返コメ
2018/06/27 21:47
14. >>13 *あゆふわりん*さん
あゆちゃん、こんばんは。
Hシーンを久しぶりに男目線で書きました。男の苦労わかるかな?(笑)
ジジ活?まさか!
お互いまだまだパパ活でイケるぞ!(笑)
返コメ
2018/06/27 18:22
13. 刺激的です。
毎回、疑似体験しながら、羨ましいような、こっぱずかしいような。
う~ん、やっぱり羨ましいかな。私も紳士なパパがほしい!
でも年齢からするとパパじゃなくおじいちゃんかな(笑)
返コメ
2018/06/27 0:50
12. >>10 海斗さん
賢者タイムには、かなりマジにパパでしたよ。賢者タイムにはね!(笑)
なんか、化粧気もあまりなく、どっちかと言えばちょっと田舎っぽい素朴な子に見えたんだよな。
返コメ
2018/06/27 0:42
11. >>9 Soraさん
お疲れさま!Soraもオレも。
ま、ネタと言えばネタ。 オチはいつも並みに決まるかな?
見切り発車なんで、実はかなり心配です(笑)
返コメ
2018/06/27 0:29
10.
一週間に2~3日の風俗のアルバイトは、さすがにツブでも見抜けなかったですね。
なんかパパらしくなって来ました(笑)
返コメ
2018/06/26 21:34
9. こんばんは。
黙って見てたら、やれやれ(>_<)な日記ですね(笑)
まあ、ネタなんでしょうけど。
どんなオチになるのかかなり心配です(笑)
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