【初めての中イき】知らなかった方が良かったのかな(泣)
〈前号から続き〉
「ええっ、まだできるの?」
「だって、さっき早い!って怒ってたじゃないですか」
「え、そんなこと言ってない!」
「言いました。少し傷ついたんだから…」
リュウは少し微笑みながら、グイと私の奥を突いてきた。
「ううーっ!」
私はまだリュウの長さが怖い。
彼の二の腕に爪を立て、思わず色気のない唸り声を上げてしまった。
挿れられた直後は軟弱だったリュウだけど、私の中を二度往復しただけで、すっかり甦ってしまった。
まるで、修理が終わった自転車のチューブみたいにバーンと膨らんで、まるで丸太の杭みたい…
「佳奈さん、怖がらないで。大好きだから。痛めつけたりしないから」
リュウは上半身を強ばらせた私を平らに寝かせ、怖さのあまり狭めた私の脚を大きく開かせた。
「苦しかったら言って下さい」
唇を噛み締め顔を引きつらせた私の中ので、太い杭がゆっくりゆっくり動き出した。
膀胱、子宮、腎臓、卵巣、小腸、骨盤や背骨まで…
そんなみんなを押し分けながら、リュウの鬼棒は自分の居場所を主張している。
苦しいけれど、肺や心臓は大丈夫みたいだから、後は私の気持ちの問題らしい。
「あっ、あっ…」
少し安心すると、奥を突かれる度に高い声が漏れ始めた。
小憎らしいリュウは、すっかり私の扱いを覚えたかのように振る舞い、
リズミカルに動きながら、
私の左右の胸を掴んだり乳首を摘まんだり。
そんな私の中では、何かが壊れ始め、
代わりに42年間まるで知らなかった私が目覚めてしまった。
腰回りがボワッと熱くなり、リュウへの愛しさが沸騰し、意識が宙を漂い始めた。
「リュウ、気持ちいい…」
思わず声を発すると、リュウが重なってきて、密着したまま強くハグされ、耳たぶを噛まれた。
「気持ちいい!」
「気持ちいい!」
リュウの動きが早くなり、私はリュウにしがみつくことすら出来ず、だらんと力が抜けてしまった。
深く浅くまた深く…
高速で往復されて…
えっ、イく!って、もしかしてこんなこと?
リュウ、あなたは私をどこに連れて行くの?
泣き出した私の中を、オレンジ色のバスが高速で走り回っている。
もう声も出なくなって、
骨盤から放たれた電流が背骨を走り、
頭のてっぺんから髪を逆立てて抜けて行く。
私は金魚のように口を開け、大きく反り返り激しく痙攣してしまった。
「イっくっ!」
放心し白目を剥いた私の中を容赦なくリュウが突き進む。
「もうダメっ!」
「もうダメっ!」
「僕もイきそうです」
声も出せず、私はただうんうんと頷いた。
力が抜けた私の腰を引き上げ、リュウの発露が始まる。
最後に思い切り突かれ、少し奥から引いた辺りで
リュウの鬼棒がぶるぶると震えている。
その度に、熱い何かが放たれて、
私のお腹の中はリュウでいっぱいになってしまった。
「佳奈…大丈夫か?」
リュウはまだ突き刺したまま、私の頬をピタピタ叩いている。
佳奈さんの「さん」がいつの間にか抜けている。
私はリュウを睨みつけ、でも、やつれた顔を見られたくもなくて…そっぽを向いた。
そうだったのね…
イく!ってこう言うことだったんだ。
知らなかった。
でも、知らないままの方が良かったのかな?
★☆★
神宮、春の六大学戦…
私は三塁側の内野席からあいつを見つめていた。
7回表ノーアウト1.2塁だ。得点は2対2の同点。
マウンド上のリュウは、
ロージンバックに手をやり、落ち着きがない。
あいつ、私のこと気づいているのかな?
私は用意してきたショッキングピンクのハートマークを手提げ袋から取り出し、
「リュウ!」とありったけの大声で叫んだ。
そして、棒の先に貼りつけたハートマークをリュウに振りかざした。
一瞬目が合い、あいつは小さく頷いた。
次の球は右打者の内角高めの速球で、バットは鈍い音を残し、
打球は三塁手の前に転がった。
三塁手がベースを踏み、球は一塁に送られてGet2成立。
次打者を三振に取り、あいつは小さくガッツポーズを決めた。
その裏、あいつが二点三塁打を決めると、
スタンドの女子学生達がキャーキャー騒ぎ出し、
ふと暗くなった私は、手提げ袋の中のハートマークを細かく折り畳んで握り締めた。
20のリュウと42の私。 こんな二人がふさわしい関係なはずはない。
でも、今夜あいつは池袋サンシャインホテルに私を襲いに来るだろう。
気を失うほど抱かれて、
ドロドロにされて…
でも、その後…私から彼に別れを告げよう。
来年にはドラフトで騒がしくなるリュウ。
私なんかがいたら邪魔だろうし、私も居場所がなくなってしまう。
でも、私の姫はすっかりあいつ用に改造されてしまった。
万が一夫に求められても気が引けてもう使えない。
たった一年。
たった一年だったけれど、
私の凄春は十年に等しいほど充実していた。
「リュウ、あなたも頑張って!オムライスならいつでも作ってあげるわ。でもエッチはダメなの!(涙)」
私は、気がふれた女のように、ほとんど空っぽになったスタンドに
いつまでも立ち尽くしていた。
リュウ、ありがとう。
私…
そんな素敵な思い出をいっぱい胸にしまって、
多分、きっと、ゆったりと朽ち果てていけそう。
―完―
コメント
2019/01/13 7:00
2. >>1 YADA子さん
おはよ。
女になり切ったつもりでも、なんかどこか変じゃないかな?
なんて、結構ビビりながら書いてますよ(笑)
返コメ
2019/01/13 6:52
1. ねえ、パパって女なの?
何でこんなに女になり切れるの?
ほんともう、不思議でしょうがないよ。
返コメ