【出会わない系…Hあり得ない系】の私だったのに《泣》
60代前半  東京都
2019/01/27 8:24
【出会わない系…Hあり得ない系】の私だったのに《泣》
「Nao、お肉お代わりするか?」

しゃぶ鍋のアクを掬いながら、Takaは私に微笑みかけた。

「そうね、でも霜降りじゃない普通のお肉がいいな」

「なんで?」

「二皿目からは赤身の方が美味しいのよ。サシが多いお肉は半分溶けちゃうんだからね」


キリンフリーをグラスに注ぎながら流し目を送ると、Takaと目が合った。


「そうか」

生返事しながら、Takaは捕らえた私の視線を外さない。
だから私も、ビール瓶を傾けたまま睨み返した。


「なに?その目つき、怖いんだけど」


Takaの眼差し。それは狙ったメスを見据える肉食獣の眼差しだった。

私はビール瓶を置くと、思わず襟元を直して平静を装った。


「あ、ごめん。突然Naoに発情してしまった」

Takaは普通の目つきに戻って、鍋からエノキと豆腐を摘まむと、
私のポン酢碗の中に入れた。

「やめてよね。発情とか…脇の下に汗かいたわ」


ふと安堵した私だけれど、Takaは八海山を私のグラスに注ぎながら、
追い討ちをかけた。


「オレがNaoに発情したら悪いか?」

「ええっやめてよ。発情とか何年もされてないから、
対処の仕方忘れちゃったわ」


「Naoの回りの男達ってぼんくら揃いか?忘れたんなら、
このまま流されちゃえよ」


したい!とかヤリたい!とか、ホテル行こう!とか…
そんな陳腐な誘いなら、跳ね返せたかも。


でも「発情」に度肝を抜かれた私は負けだった。


ずるいよTaka。自分は運転をいいことに私だけ飲ませて…

一瞬、睨み返そうとした私だけれど、肩の力が抜け、
思わずふふっと笑ってしまった。


ま、いいか…





Takaと私…二人きりで会うのは三度目だった。


プロフで【出会わない系】を宣言している私だけれど、

出会わないなら、何もこんなサイトに登録なんかしない。


いきなり伝言板で

お話しませんか?とか

lineのIDがどうだとか

割でサクッと!だとか


そんな残念な男共に呆れ果てて、プロフの興味欄は【H目的お断り】だけにしてしまった。


でも、Takaはそんな出会い系にうじゃうじゃいる男達とは少し違った。


彼が発信する日記のコメ欄にあまり参加しない私でも、
やり取りを盗み見てると彼の人となりは良く分かる。

だから、初対面から全く違和感はなかったのだけれど、

でも、彼が私のストライクゾーンのど真ん中かと言うと微妙に違う。


そんな私だけれど、今日は何か予感がして、一応お気に入りの
勝負下着で決めてきたんだ。



      ★☆★


小娘じゃあるまいし、今さらジタバタしたんじゃ私の女が下がる。


分かってはいるんだけれど、酔いが覚めた私は冷たい外気が欲しくて
ホテルの小窓を開けた。

Takaは、そんな私の背後に音もなく立って肩を引き寄せた。


「もう、梅が咲いているんだな」

「そうね…」

振り返ると、Takaの唇が間近にあって、
そのまま唇を奪われてしまった。

コースの最後に出たゆずシャーベットの香りがした。



キスって不思議。

何度か繰り返している内に、色んなわだかまりが
溶けてゆく。

Takaが私の手を取って、彼の股間に導いた。

一度は驚いて彼の手を振りほどいた私だけれど、
思い直してそっと握り締めてみた。




え、ちょうどいいかも。

うん、なんか今日は久しぶりにイけそうな気がする。



        ―続―




アラ4既婚で長レスのNaoと

彼女より一回り上のTaka…



ワクワクあるあるなカップルですが、

さあ、この後は…?




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コメント

60代前半  東京都

2019/01/30 11:01

26.  >>25 てんこさん

おはよ[晴れ]

こう言うあまり重くない話は、書きながら頭の中で朗読するんですよ。

耳障りやテンポが良くなくちゃ読み手さんが、イライラするでしょうからね。

ほんと、それだけです。いつもコメありがとう!

50代前半  福島県

2019/01/30 0:49

25. おばんです。
改めて 読みなおししました。
やっぱり文書の綴りが上手い!
おやすみ[チュッ]

60代前半  東京都

2019/01/29 0:32

24.  >>23 *あゆふわりん*さん

いやいや、オレから見れば まだまだケツの青いひよっ子[ひよこ]だよ(笑)

日照り乾燥続きな毎日だね。インフルにも注意!乾き過ぎには加湿器を!(笑)
あ、そう言うオレも干からびそうだよ[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]

70代以上  鹿児島県

2019/01/28 23:42

23.  >>22 ツブ猫[猫]さん
ひよっこ?もう47歳だよ?
20年前、27歳の私は若くて元気で怖いものはなかったんだけどね。
うん、湿り気は大事、せんべい以外は。

60代前半  東京都

2019/01/28 22:37

22.  >>21 *あゆふわりん*さん

何?年女?なんだよ、まだまだひよっ子じゃないか(笑)

蕾はいいけど、閉じっ放しのまま枯れるなよ。
時々湿り気を与えなきゃね!
活用しなくちゃ資源の無駄だよ。

70代以上  鹿児島県

2019/01/28 21:27

21.  >>20 ツブ猫[猫]さん
あ、コメント欄の干支は今年の干支の話なの?
私の干支いのしし、年女(笑)
なかなか開花しないんだな、これが。
つぼみが堅いのよね、そう、つぼみが(笑)
誰か開花させておくれ!

60代前半  東京都

2019/01/28 18:17

20.  >>19 *あゆふわりん*さん

こんばんは。
はい、名前、大体の歳、夫婦の現状とか、アユさんを意識してます。
えっ「干支」?干支は知らないよ(笑)

でもね、決して煽ってはいないんで、無理に開花させないでね。

70代以上  鹿児島県

2019/01/28 15:17

19. 登場人物の名前、年、干支、レス、当てはまる。
もしかして私を開花させようと思って書いたんじゃない?
な~んて調子の良いこと言っていますが、つぶさんの日記は、ここから動けずにいる、アラフォーからアラフィフに差し掛かっている私に勇気を与えてくれます。
今後の展開に期待します。

60代前半  東京都

2019/01/28 8:26

18.  >>17 海斗さん
おはよう[晴れ]

女だって多分、漠然と発情してるはずですが、
じゃあ誰と?となると、 いきなりハードルを上げるんですね。

ほんと厄介な生き物ですよ(笑)

60代前半  鹿児島県

2019/01/28 0:49

17.  あるある出会いですか。

女はわからない。何気に目つきや態度で判断して挑戦するしかない。

発情って何割の確率だろう(笑)(笑)

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