私はまだ迷っていた。
私の大きな気後れを乗せたまま、由宇の車は大井松田ICを降りて、街灯もまばらな山道に入った。
「理名、気分はどう?」
私は、由宇のそんな優しい問い掛けにも、
「うーん」と生返事で答えただけで、また寝たふりを決め込んでしまう。
本当に由宇でいいの?
私はもう一度自問しながら、薄目を開けて由宇の日焼けした腕を見た。
就職面接の帰りだったと言う由宇は、スーツとネクタイを後ろの座席に放り投げ、ワイシャツの袖を肩近くまで捲り上げている。
由宇‥私の大学の三つ下の後輩。そして、彼の姉と私は親友。
母親同士だって女学校の同期で親友だった。
そんな、家族ぐるみで付き合っていた、幼なじみの由宇と私。
そんな姉弟みたいな由宇に私は肌身を晒し、さらに彼の体の一部まで、自分の中に迎え入れようとしているのだ。
(ねえ、何の弾みでこんなことになったの?)
(理名、あなたってやっぱり由宇が好きだったのね?)
(そんなことないわ!)
(ウソばっかり。由宇の姉の香織の手前、自分を抑えてたのね?)
(そう、嫌いじゃないわ。むしろ好き。でも‥)
(奥手のあなたが、男に抱かれたいだなんて!抱かれちゃいなさい。次にそんな気持ちになるの、十年後かもよ)
(でも‥由宇のヤツ、私がまさか処女だなんて知ったら引くだろうな)
(痛いの我慢してたら分からないかもよ)
(やっぱりなんか怖いな‥色んな意味で‥)
(もう、考えるのヤメなよ。25にもなって、あたふたするなんて、かっこ悪いわよ)
(そうね‥)
混乱すると、私の中の別の私が、私に語りかけてくる。
そうして、私は覚悟を決めてしまった。
lost-virgin
世間一般では、女なら誰もが通るどうってことない道。
でも、あれ以来、私は私の中にそんな異変は望まくなってしまった。
そう、いわゆる成田離婚で親を泣かせた私は、戸籍上ではバツイチ。
半年後、法律的にも独身に戻った私は、それから二年、
男と交わることなど、一生ありえない‥と信じて生きてきた。
ほんの数時間前までは。
-続く-
②は、続けて〓しますね。
③以降は
![[化粧]](https://img.550909.com/emoji/ic_makeup.gif)
付ですので、心臓の弱い方は、閲覧ご遠慮下さい。
まじに(笑)
コメント
2015/05/24 9:12
4. >>3 フッキーさん
おはよう
20(前)のヴァージンねえ‥
実際知っています。しかもかなりの美人。
どうしたんでしょうね?
返コメ
2015/05/24 8:25
3. >>2 ツブネコ
さん
おぱよん♪(^w^)
①コメ欄穴場やないか♪
(*≧m≦*)ププッ
ロストバージン♪(笑)
↑↑↑
ワクワクには、いっぱい居そうだよね~逆に、失う人も…
2年の空白かあ…
♀→無いならないでどうにでもなるが…
年齢に応じて→考え方も色々変わってくるもんなんだよね~
( ̄∀ ̄)にやり!?
返コメ
2015/05/24 0:23
2. >>1 フッキーさん
(笑)
①に①コメありがとう!
なぜか、②にコメ集中してるんだよな(笑)
ま、フッキーはさ、心臓とあそこには針金みたいのが生えてる‥つうから関係ないと思うよ
返コメ
2015/05/23 23:38
1.
こんばんみ~(^O^)/
コメント0って…
珍しいやん(゜∇゜)
心臓の悪い方は、って…
(*≧m≦*)ププッ
返コメ