さよならヴァージン④女の子を産んでくれ!その言葉が私の子宮に…
「めんどくさい女でごめんなさい」
隠していた処女がいきなりバレてしまった私は、
悔しさと情けなさで、由宇との繋がりを無理やり解いて彼に背中を向けてしまった。
由宇がいなくなった私のお腹は、まるでぽっかりと風穴が開いてしまったようにスースーして、
まだ由宇が入ったままのようだ。
でも、傷口はキリキリと痛み続けた。
由宇は、そんな私を気遣って、手のひらにいっぱいキスをくれる。
この子は子供の頃から優しい子だった。
同じ大学で一年間だけ一緒だった頃も、よく行き帰りで一緒になって、
そんな時はいつも他愛のない話をして笑っていた。
でもそれだけだったのは、三つの年の差と、由宇が親友の香織の弟だったから。
由宇は私のことを知り尽くしているし、私も由宇のことを良く知っている。
だから、ついついこんなことになってしまったんだ。
でも、次の由宇の一言に私は衝撃を受けた。
「理名姉、だったら僕も白状するよ。今日、久しぶりにスナックで会えたよね。あれね…実は偶然じゃないんだ」
「えっ、どう言うこと?私をつけてたとか?」
由宇は、きょとんとした私を引き寄せると、右手で私の二の腕をグイと掴んだ。
「今日、就職の内定が取れたんだよ。だからさ、今日しかないと思ってキミの帰りを待っていたんだ」
私は、いきなりガツンと頭を殴られた気がした。
さっき由宇は、まだカチカチに固まっていた私を抱いて、
誰にも渡さないからな!って凄んでいた。
まさか、そう言うことなんだろうか?
私は瞬きも忘れて由宇を見つめた。
気が動転して言葉が出ない。
やっと出た言葉もかなり場違いだった。
「私を抱きたいだけじゃなかったの?」
「抱きたいさ。それは中三の時からずっとだよ。でも僕の夢は二年前に一度は断たれた。だから今度は手遅れにしたくないんだ」
もしかして、これって‥私は、慌てて手探りで身に羽織るものを探した。
乳首やアンダーまで晒し合って話す内容ではない。
そんな私の狼狽を察したのか、由宇の腕に力が入った。
「理名姉、真面目に話を聞いてるか?」
由宇はベッドサイドからティッシュペーパーを数枚引き抜いて、私の股間を拭った。
「な、何よ?」
由宇の手にした薄紙には、赤い点線が、筋状に走っていた。
「さっき血の匂いがした。このまま中途半端に終わらせたら、キミはまた男を避ける。特に僕をね。それは絶対にイヤなんだ!」
由宇の勢いよく張り詰めた角は、私の腰骨の辺りで息づいている。
私はそれにそっと触れてみた。
私の手の平よりも長く、私の親指と人さし指を丸めてもその全周には届かない。
これが私を散々痛めつけ、出血までさせた張本人なのだ。
でも、魔が差してそれを欲しがったのも私。
私のどこかには、まだそんな妖気が潜んでいる。
私って、やっぱり由宇が好きなんだろうか?
多分そうだから、今こうして平気で肌を曝し合っていられるんだ。
最初の結婚を三日で解消してしまった私。
そのトラウマは酷く深く、私の中にある本来の女の本能まで狂わせてきた。
好きになれるかもしれない。
そんな妄想にすがって、23だった私は、ある大手銀行のエリート行員に請われて籍を入れ式を上げた。
でも、新婚旅行初夜、彼の自慰行為を見せつけられ、
私にも同じ行為を強要された時、私の妄想は音を立てて崩れてしまった。
成田離婚。それ以来、すべての男が怖くなった私は、勤め先さえも女子校に変えてしまったのだ。
私はなぜ、初めての相手に由宇を選んだの?
焦っていたから?手近だったから?身元を知り尽くしていて安心だったから?
そうかも知れない。
でもお互いの家の中まで知り尽くしているって、
逆の意味で深刻なのに。
でも、どれもそれもみんな違うしどうでもいい。
生まれて初めて抱かれれたいと思った男が、由宇だった。それだけのこと。
★☆★
「いいか理名。力を抜くんだ!それで僕にしがみつけ!」
それは、初めて見る由宇の恐い顔だった。
そして、私の呼び名。理名姉からネエが抜けている。
頷いて両膝を抱えられた私が、言われるままに力を抜くと、
由宇は、いきなり私の中に滑り込んできて、ゆっくり往復を始めた。
「痛ったーい!」
そのまま止めないので、私は気が遠くなる。
「ごめん我慢してくれ!」
もう声にならない私は、うん、うんと頷くだけ。
新しい血の匂いが漂ってくる。
それにも怯まず、由宇は骨と骨がぶつかり合うほど私の中に深く埋め込んできた。
やめてーっ!って叫びたい気持ちを必死に押さえているうちに、
痛み感覚は、もう当たり前になってどこかへ飛んで行った。
由宇の汗が私の肩に滴り落ち、私の高い声が、由宇の動きをますますダイナミックに変えて行く。
そんな時、由宇が口走った。
「女の子を産んでくれ!」
頭の中で、その声が木霊のように反響した。
「えっ、何?」
わけがわからないまま、私はまたうんうんと頷いてしまう。
どうして今そんなことを…
でも、由宇の言葉は私の子宮の奥深くに強烈に響いたらしい。
痛みはもう全く麻痺し、私が男に抱いていた深いトラウマも一緒にどこかへ飛んで行く。
代わりに、全身が悶えるほど由宇を愛しいと思った。
激しい摩擦に身を委ねながらも、涙が溢れてきた。
由宇が苦しそうに顔を歪める。
私は、閉じていた目を開き、そんな由宇の首を抱きしめた。
「理名…」 私を呼ぶ声が聞こえる。
香織、ごめんなさい。あなたが可愛がっていた大切な弟…
私がいただくわ!
由宇の痙攣が始まる。
私は泣きながらも、脚を大きく広げ、
腰を迫り上げて由宇の発露を受け止めた。
―完―
すみません。
慣れない女目線のせいか
完結編、えらく長くなってしまいました。
最後まで通して読んで頂いた方々‥本当にありがとうございます。
コメント
2015/05/26 23:27
22. >>18 ツブネコ
さん![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://img.550909.com/emoji/ic_asease.gif)
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://img.550909.com/emoji/ic_asease.gif)
はい、感性は大事にしなくては(笑)最近30数年前の出来事を忘れる?←一昨日の夕飯を忘れる。昨日夕飯は覚えてる。そんな年頃→二十年後大事かな?(ρ°∩°)今日財布忘れてた
返コメ
2015/05/26 23:15
21.
は、鼻血が…( ;´Д`)
(笑)
返コメ
2015/05/26 22:48
20.
最後まで読ませてもらいました^ ^
ありがとうございます♪
返コメ
2015/05/26 22:30
19. >>17 ツブネコ
さん
おぉ!
そんなに経験が(*´∀`)♪(笑)
女子は1度しか経験できないから…
とても印象に残っちゃいます(*ノ▽ノ)
返コメ
2015/05/26 21:23
18. >>16 ちゅろ
じゅん〓さん
ヒロインは25、お相手が22だからね。
自分に置き換えれば何十 年前の話だよ?って感じ。
でも、感性はその頃のままに(笑)
返コメ
2015/05/26 21:14
17. >>15
shy
さん
こんばんは。
綺麗な話にまとめてますけど、
リアルではなかなかそうはいかないもんです。
経験上‥(笑)
返コメ
2015/05/26 20:51
16. 若か仮しころを思い出す!
←随分遠い記憶(笑)記憶喪失する位の痛み?つぶねこさんの感性に脱帽です〓〓
返コメ
2015/05/26 20:15
15. 何か…純粋な想いは良いですね~( 〃▽〃)
そんなに一途に思われる人は
幸せ者ですね~(*´∀`)
返コメ
2015/05/26 19:55
14. >>12 ゆうさん
やあ、こんばんは。
35才から?って、遅咲きだったんだね!
オレは早咲きだったぞ(笑)
返コメ
2015/05/26 19:34
13. >>10 カジュアルさん
こんばんは。
女目線は、ふとしたところで、やはり考え込んでしまいますね(笑)
男目線で書くと、この話もまったく変わってきますよ。
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