さよならヴァージン④女の子を産んでくれ!その言葉が私の子宮に…
60代前半  東京都
2015/05/26 12:21
さよならヴァージン④女の子を産んでくれ!その言葉が私の子宮に…
「めんどくさい女でごめんなさい」


隠していた処女がいきなりバレてしまった私は、


悔しさと情けなさで、由宇との繋がりを無理やり解いて彼に背中を向けてしまった。



由宇がいなくなった私のお腹は、まるでぽっかりと風穴が開いてしまったようにスースーして、



まだ由宇が入ったままのようだ。



でも、傷口はキリキリと痛み続けた。




由宇は、そんな私を気遣って、手のひらにいっぱいキスをくれる。



この子は子供の頃から優しい子だった。



同じ大学で一年間だけ一緒だった頃も、よく行き帰りで一緒になって、


そんな時はいつも他愛のない話をして笑っていた。


でもそれだけだったのは、三つの年の差と、由宇が親友の香織の弟だったから。



由宇は私のことを知り尽くしているし、私も由宇のことを良く知っている。


だから、ついついこんなことになってしまったんだ。



でも、次の由宇の一言に私は衝撃を受けた。



「理名姉、だったら僕も白状するよ。今日、久しぶりにスナックで会えたよね。あれね…実は偶然じゃないんだ」



「えっ、どう言うこと?私をつけてたとか?」



由宇は、きょとんとした私を引き寄せると、右手で私の二の腕をグイと掴んだ。



「今日、就職の内定が取れたんだよ。だからさ、今日しかないと思ってキミの帰りを待っていたんだ」


私は、いきなりガツンと頭を殴られた気がした。



さっき由宇は、まだカチカチに固まっていた私を抱いて、



誰にも渡さないからな!って凄んでいた。



まさか、そう言うことなんだろうか?



私は瞬きも忘れて由宇を見つめた。



気が動転して言葉が出ない。


やっと出た言葉もかなり場違いだった。



「私を抱きたいだけじゃなかったの?」



「抱きたいさ。それは中三の時からずっとだよ。でも僕の夢は二年前に一度は断たれた。だから今度は手遅れにしたくないんだ」



もしかして、これって‥私は、慌てて手探りで身に羽織るものを探した。



乳首やアンダーまで晒し合って話す内容ではない。


そんな私の狼狽を察したのか、由宇の腕に力が入った。



「理名姉、真面目に話を聞いてるか?」



由宇はベッドサイドからティッシュペーパーを数枚引き抜いて、私の股間を拭った。



「な、何よ?」



由宇の手にした薄紙には、赤い点線が、筋状に走っていた。



「さっき血の匂いがした。このまま中途半端に終わらせたら、キミはまた男を避ける。特に僕をね。それは絶対にイヤなんだ!」



由宇の勢いよく張り詰めた角は、私の腰骨の辺りで息づいている。


私はそれにそっと触れてみた。



私の手の平よりも長く、私の親指と人さし指を丸めてもその全周には届かない。


これが私を散々痛めつけ、出血までさせた張本人なのだ。


でも、魔が差してそれを欲しがったのも私。



私のどこかには、まだそんな妖気が潜んでいる。



私って、やっぱり由宇が好きなんだろうか?



多分そうだから、今こうして平気で肌を曝し合っていられるんだ。








最初の結婚を三日で解消してしまった私。


そのトラウマは酷く深く、私の中にある本来の女の本能まで狂わせてきた。


好きになれるかもしれない。


そんな妄想にすがって、23だった私は、ある大手銀行のエリート行員に請われて籍を入れ式を上げた。



でも、新婚旅行初夜、彼の自慰行為を見せつけられ、


私にも同じ行為を強要された時、私の妄想は音を立てて崩れてしまった。



成田離婚。それ以来、すべての男が怖くなった私は、勤め先さえも女子校に変えてしまったのだ。             




私はなぜ、初めての相手に由宇を選んだの?



焦っていたから?手近だったから?身元を知り尽くしていて安心だったから?


そうかも知れない。



でもお互いの家の中まで知り尽くしているって、


逆の意味で深刻なのに。


でも、どれもそれもみんな違うしどうでもいい。




生まれて初めて抱かれれたいと思った男が、由宇だった。それだけのこと。




     ★☆★  




「いいか理名。力を抜くんだ!それで僕にしがみつけ!」



それは、初めて見る由宇の恐い顔だった。



そして、私の呼び名。理名姉からネエが抜けている。



頷いて両膝を抱えられた私が、言われるままに力を抜くと、



由宇は、いきなり私の中に滑り込んできて、ゆっくり往復を始めた。



「痛ったーい!」



そのまま止めないので、私は気が遠くなる。



「ごめん我慢してくれ!」



もう声にならない私は、うん、うんと頷くだけ。


新しい血の匂いが漂ってくる。



それにも怯まず、由宇は骨と骨がぶつかり合うほど私の中に深く埋め込んできた。




やめてーっ!って叫びたい気持ちを必死に押さえているうちに、



痛み感覚は、もう当たり前になってどこかへ飛んで行った。



由宇の汗が私の肩に滴り落ち、私の高い声が、由宇の動きをますますダイナミックに変えて行く。



そんな時、由宇が口走った。


「女の子を産んでくれ!」


頭の中で、その声が木霊のように反響した。



「えっ、何?」



わけがわからないまま、私はまたうんうんと頷いてしまう。



どうして今そんなことを…



でも、由宇の言葉は私の子宮の奥深くに強烈に響いたらしい。



痛みはもう全く麻痺し、私が男に抱いていた深いトラウマも一緒にどこかへ飛んで行く。



代わりに、全身が悶えるほど由宇を愛しいと思った。



激しい摩擦に身を委ねながらも、涙が溢れてきた。



由宇が苦しそうに顔を歪める。



私は、閉じていた目を開き、そんな由宇の首を抱きしめた。



「理名…」 私を呼ぶ声が聞こえる。







香織、ごめんなさい。あなたが可愛がっていた大切な弟…



私がいただくわ!






由宇の痙攣が始まる。



私は泣きながらも、脚を大きく広げ、



腰を迫り上げて由宇の発露を受け止めた。






      ―完―




すみません。



慣れない女目線のせいか



完結編、えらく長くなってしまいました。



最後まで通して読んで頂いた方々‥本当にありがとうございます。




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コメント

60代半ば  富山県

2015/05/26 23:27

22.  >>18 ツブネコ[芽]さん
はい、感性は大事にしなくては(笑)最近30数年前の出来事を忘れる?←一昨日の夕飯を忘れる。昨日夕飯は覚えてる。そんな年頃→二十年後大事かな?(ρ°∩°)今日財布忘れてた[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][泣き笑い]

2015/05/26 23:15

21. 
は、鼻血が…( ;´Д`)

(笑)

60代前半  北海道(道央)

2015/05/26 22:48

20. 
最後まで読ませてもらいました^ ^
ありがとうございます♪

30代後半  佐賀県

2015/05/26 22:30

19.  >>17 ツブネコ[芽]さん
おぉ!
そんなに経験が(*´∀`)♪(笑)

女子は1度しか経験できないから…

とても印象に残っちゃいます(*ノ▽ノ)

60代前半  東京都

2015/05/26 21:23

18.  >>16 ちゅろ[台風]じゅん〓さん

ヒロインは25、お相手が22だからね。

自分に置き換えれば何十 年前の話だよ?って感じ。

でも、感性はその頃のままに(笑)

60代前半  東京都

2015/05/26 21:14

17.  >>15 [クローバー]shy[クローバー]さん

こんばんは。

綺麗な話にまとめてますけど、

リアルではなかなかそうはいかないもんです。

経験上‥(笑)

60代半ば  富山県

2015/05/26 20:51

16.  若か仮しころを思い出す![サーチ(調べる)]←随分遠い記憶(笑)記憶喪失する位の痛み?つぶねこさんの感性に脱帽です〓〓[にこにこ]

30代後半  佐賀県

2015/05/26 20:15

15. 何か…純粋な想いは良いですね~( 〃▽〃)

そんなに一途に思われる人は
幸せ者ですね~(*´∀`)

60代前半  東京都

2015/05/26 19:55

14.  >>12 ゆうさん

やあ、こんばんは。

35才から?って、遅咲きだったんだね!

オレは早咲きだったぞ(笑)

60代前半  東京都

2015/05/26 19:34

13.  >>10 カジュアルさん

こんばんは。

女目線は、ふとしたところで、やはり考え込んでしまいますね(笑)

男目線で書くと、この話もまったく変わってきますよ。

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