★娘の不登校と息子の暴力事件★その時、ダメ親父の僕は‥
60代前半  東京都
2015/07/30 7:23
★娘の不登校と息子の暴力事件★その時、ダメ親父の僕は‥
僕には子供が二人いる。長男と二つ違いの妹‥

小学校が夏休みに入ると思い出すこの事件‥
それは息子が小6、娘が小4の9月に起こった。

もう、かれこれ◎◎年以上前の話だ。



新学期が始まったと言うのに、
娘が突然、学校に行きたくない‥とゴネ出した。

僕に似て頑固な性格の娘は、一度言い出したら聞かない。
原因を問い詰めても、貝のように口を閉ざして黙り込んでしまう。


そのまま2日間が過ぎ、3日目の夕方だった。

息子の担任と教頭から続けて家に電話があった。


『実は、◎◎くんが、校外で暴力事件を起こしましてね‥』

息子と娘はその時、電車で一駅先の塾に行っていて不在だった。

『今から、こちらへ来れませんか?』

僕は一通り謝り、相手の怪我の状況を聞いた後にこう言った。

『息子に経緯を聞いてからでないと、伺えませんね』

『相手の親御さんが、かなり興奮しておられるので‥』



血の気の多い息子だったが、ヤツは筋道の通らないことは決してしない。

僕には自信があったし、

被害者が小4の二人。

事件が起きた場所が、駅の改札口を出たところ。

時間は夜8時。


これは、娘の不登校に関係あるな‥僕は直感でそう感じた。



    ★☆★



『相手は☆☆を苛めたヤツだな?』

僕の詰問に黙り込んでいた息子は、やっとの思いで頷くと、わぁわぁと泣き出した。

『ごめんなさい!』

『わかった』

僕は、なぜだか涙が溢れてきて、それを隠すように息子を抱きしめた。


『やっちまったのか?』

泣きじゃくりながら、息子が頷いた。


息子の話だと、二人組のうち一人は一二発ぶん殴られて逃げ出したが、

残った主犯格の坊主を引き倒して、ボコボコにしてしまったらしい。

学校に通報してきたのは、その坊主の母親だった。



『分かった。後はお父さんに任せておけ。二階行って勉強しろ』

僕は、二人を二階に上げてため息を吐いた。

負けてはいられない!



後で分かったことだが、その坊主の父親は、文部科学省‥当時の文部省の国家公務員だった。

小学校の近くには、国家公務員の家族寮が三棟ほどあり、

そこの子供達の約半分は国立や私立の有名小学校に通っていた。


そのいわゆる【お受験】にはじかれ、区立小学校に来る子供達やその親達は、どこか心穏やかではなく

その鬱憤を教師や我々庶民、その子供達にぶつけて来るようなフシがあった。



    ★☆★


次の日、学校に出向いた僕は、校長はじめ教員達を逆に睨みつけた。

『お立場上、色々あるんでしょうね。お察し致します。』

そして、わなわなと震えている相手の母親に向き合った。

『暴力に訴えた事に関しては、それが、もしお互い様でも心より謝罪致します』

『お互い様?あなた!名誉毀損で告訴しますよ!私の父は弁護士ですから』

ヒステリックにわめく母親に僕はこう言った。


『告訴?法廷で事細かに身内の恥の上塗りをするつもりですか?(笑)』

『おだまりなさい!なんでしょう、この人!』

『法廷ってそう言うところでしょ。世間からたっぷり冷笑されるのはどちらか?それでも良ければどうぞ』



さらに僕は、つけ加えた。

『あなたが息子さんを信じている以上に、僕は自分の子供達を信じています。後はご主人と僕1対1でお話ししましょう!』

『あなたね、町場の方でしょ?主人はね‥』

『文部省のお役人‥伺っております。だからあなたとお話しするよりずっと話が早いと思いましてね』

教員達は、二人のやり取りに息を呑み押し黙っているだけだった。

『あ、後日先生方も立ち会って頂けますね?』

僕は、そう言い捨てて、教員とヒステリー女を尻目に席を立った。



    ★☆★



結局、娘を苛めた坊主はギリギリまでシラを切っていたらしい。

二日後、学校に現れた相手の父親は僕に奥方の非礼を詫び、

息子と妻の教育に自分も積極的に参加する旨を、僕と同席した校長、教員達に誓った。



自分の子供達を信じ抜くと言う事が、どれだけ大変な事か‥思い知らされた事件だった。

びょ~んと背が高く、塾でのクラスもランクが上の娘に、坊主達は前々からムカついていたらしい。


性格が荒っぽく、何かと親をハラハラさせてくれた息子も、

その日を境に、ずいぶん大人になった。





そして、そんな幼い日々を過ごした娘と息子は、

今でも、息子の嫁が焼き餅を妬くほど仲の良い兄妹だ。




母親が携わる子育てって、本当に大変です。

それに比べたら、父親なんてね‥

でれくそ親父だったオレは、他に父親らしい事をした記憶があまりない。



新学期が始まる頃には思い出す、子育て時代のエピソード‥

遠い目で日記を書きながら、子供達に静かに詫びているダメ親父です。






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コメント

60代前半  東京都

2015/07/30 8:19

12.  >>8 ヤックルさん

この事件が起きたのは、ちょうど僕がヤックルさんの年頃だったな。

暴力事件なんて、理由がなんであれ、ないに越したことはない。

でも、もし僕が息子の立場だったら、同じ事をしただろう‥と思ってね、

子供達のために戦ってきたよ。

60代前半  愛知県

2015/07/30 8:18

11. おはようございます

本当に子育てって大変ですよね

うちの子供達も、空手を習っていて、受ける痛みを知っていたせいか、相手に怪我をさせることは一切無かったのですが、怪我をさせられることは多かった
私も何度いじめっ子のところに殴り込みに行ったことか……

自分の子を守れる者は親である自分しかいないですからね(*^^*)

60代前半  東京都

2015/07/30 8:12

10.  >>7 クロコダイル・ダンディ・ケンジさん
おはよ[晴れ]

それはどうだかね?(笑)

子供達に聞いてみなきゃわからねーよ(笑)

40代半ば  東京都

2015/07/30 8:11

9. おはようございます[晴れ]️素敵な息子さん^ ^
妹を庇うなんて兄妹愛ですね。
うちは1人娘だったから中学でピアス開けたりいまでは鼻にも(^^;;
学校のイジメっ子って無くならないですよね[あせあせ(飛び散る汗)]

30代後半  岐阜県

2015/07/30 8:06

8. 子育てって大変ですよね~
私も真っ最中なんですけど^_^;

幸い今のところ、そういった問題もなく育っていますが、他人事ではないですね。

しっかり、子供を見て行きたいと思いました(*^_^*)

2015/07/30 8:01

7. 
良いお父さんを持った子供達は幸せです(^。^)y-~

60代前半  東京都

2015/07/30 7:53

6.  >>4 超絶不細工熟女【心】(^з^)-☆Chu♪さん

ほんとそうだよね。模範解答ってないからね。

当時、嫁さんは相手の剣幕に気圧されて、謝る事ばかりを模索してたんで、

それじゃ、うちの子供達にしこりを残すだろう! て、オレがしゃしゃり出たんだよ。

60代前半  東京都

2015/07/30 7:47

5.  >>2 サンタさん

おはようございます。

子育て‥いろいろありますよね。

父親の出番って少ない分だけ、いざ出る時はしっかり仕事をしないと、

親父の意味がありませんから(笑)

2015/07/30 7:45

4. 
子供が小さいうちはPTAやなんや
かんやで本当に大変です。
私はそれで精神が崩壊した
くらいですから(^-^;)

それに加えて子供社会の中で
問題が起きるとこれまた親も
頭を悩ましますね…
子供に限ったことではないけど
いつの世も弱い者が標的にされる、
でもイジメる奴にも何か抱えてる
ことが多いんだよね。
子供なら殆どはそう!

難しいよね、これでいい!という
子育てなんてないから(^_^;

60代前半  東京都

2015/07/30 7:44

3.  >>1 ゴンタさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

お相手の母親と話していて、尚更に自分の子供達が正しい!と確信しました。

でも、内心は冷や冷やでしたよ。

それ以来、反抗期だった息子との距離が画期的に狭まりました。

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