割り切り珍百景★その①★レス人妻Hana、初めての【割】
60代前半  東京都
2015/08/21 8:54
割り切り珍百景★その①★レス人妻Hana、初めての【割】
私の中を引っかき回し、暴れ回っていた男のソレが、


ヒクヒクと脈を打ちながら、急速に萎えて行く。



男は、弾き出されまいと押し付けてくるけれど、



私が最後にクイッと力を入れると、



呆気なく、ポンと下界に放り出されてしまった。




不安と僅かな恐怖の中、私は男が無事にイってくれた安堵感と、



それとは全く逆に、



いきなり栓を抜かれたような、虚しさを肌で感じていた。





それは、私にしてみれば二年ぶりの男との交わりだった。



だらしなく伸び切ったゴムの中で、見知らぬ男の体液が、



ゆらゆらとメトロノームのバーの様に揺れている。


そんな光景を冷めた目で見ながら、



私は、精一杯のお愛想笑いを頬に浮かべて、ティッシュを数枚引き抜いて男に手渡した。




「マグロだな?」



男に言われて、確かにそうだと思った。



「拭いてあげましょうか?」



そう言うと、男は不機嫌そうに頷いて、上半身を起こし私に身を任せた。




「Hanaだっけ?慣れてないみたいだな」




「ごめんなさい。つまんない女で‥」




(慣れてなくたって、好みの男が相手なら、きれいに咲いて見せるわよ!)



勿論、そんな事は口に出せる筈もなく、



私は男からゴムを引き抜き、萎えたそれを、ティッシュで一通り清めていった。





結婚七年。今月で32になる私。夫と疎遠になったまま四年が過ぎた。



30代に入ってからは、ただの一度すらもなかった。



別にお金に窮していたわけではないが、このまま女を忘れてしまうのは怖かった。



そんな中、何かの弾みで入会したサイトで、



三度ほどメールでやり取りした男と初めて会う事になった。



やんわりと割り切りを切り出したのは、男の方だった。



売る‥買う人がいて成立する取り引き。



明快で後腐れはない。



戸籍上人妻な私は、もし既婚者が相手でも、取引が成立していれば相手の妻からは訴えられない。



風俗嬢が不倫裁判の被告にならないのと同じ理由だ。



それに私は、自分の金銭価値を見極めて見たいとも思った。



男は金銭で割り切り、女はそれで気持を割り切れる。


それもアリかなと思い、私は男の話に乗ったのだ。


値切られ、仮に逃げられたとしても、それは私の価値に対しての男の回答。



甘んじて受け入れよう。
私はそう覚悟を決めていた。




男はベッドに後ろ手をつき、無防備に下腹部を晒して、私の作業を見つめていた。



「こんな私じゃ、お約束のものも頂けないわよね」


カマを掛けると、男はきょとんとした顔で私を見つめた。



「おかしな女だな(笑)そんな事を言うヤツは初めてだ」



「だって、私が男ならきっとそう思うわ」



「ほんとにそう思ってるのか?」



私は、上目使いに男の目を見てコクリと頷いた。



男は、いきなり私の顎に手を伸ばし、クイッと持ち上げた。



作業途中の男のモノを掴んだまま、私は否が応でも男と見つめ合う形になった。



「男に媚びない顔の方がきれいだな」



「ええっ、やめて下さいよ」



私は男の手をやんわりと振り払った。




間近で見つめられるのも、きれいと言われるのも、何年ぶりだろう。




「少し見損なっていたみたいだ。いろいろ言って悪かった」




驚いたことに、その時、私の手の中で萎えていた男のモノは、


再びムクムクとカマ首を持ち上げ始めた。



「ええっ、どうしたの?」



改めて見ると、やはり夫のモノより一回り以上も大きい。



「プラス①で、もう一度ダメか?」



自分の手の上で、息を吹き返していく男のモノが、ひどく愛しかった。



「こんな私を相手に、まだできるなら、お好きなだけどうぞ。プラスアルファは、お気持ちだけ頂くわ」



首筋から耳、そして乳首へ。男の舌はさらに下へ下へと下がってくる。



私は私で、忘れていた女が息を吹き返し、



それは泉になり、私をかってないほど涌き潤わせた。



見ず知らずの男。



割り切り。



でも、心の片隅でも通い合えば普通の男と女。




だって、心の鎧を脱ぎ去れば、欲しい者同士なんだから。



男は性急に私に覆い被さり、


当てがいざまに、苦しいほど押し広げながら私の中を進んでくる。



私は、忘れ去っていたその感覚を、必死に記憶のページに書き込んだ。



グンと内蔵を突かれた私は、



自分でも聞いたことのない高い声を漏らして、男の髪の中に手を入れた。



私はもう、冷凍マグロではない!


生きたサメに戻った私は、男の腕の中で跳ねまわる。








後日、その40代の男から定期の打診があった。



私はあっさりそれを断って、新たな【割】の相手を探していた。






 ※ 画像は拾いです



     ★☆★




ちょっと、割り切りをテーマにして、



サイトの中で見聞きした、少しアングラな男女を書いてみようと思います。


ひと言で【割】と言っても千差万別。



そこには、色んな人生模様があります。



今回は初回なので、比較的まともな話でしたが‥
(笑)


凄いのも、登場しまから(笑)










コメントする

コメント

^_^[退]
70代以上  兵庫県

2015/08/21 9:39

8. おはざぃまつ。

割り切りがテーマ。
サイトならではだょね~。

ほんとにありそぉな話だなぁ。と
思ってしもた!笑

60代前半  東京都

2015/08/21 9:36

7.  >>4 きくちゃんさん

おはよ[晴れ]少し過ごしやすくなってきたね。元気?

色んな物議をかもし出す【割】‥

でもね、色んな捉え方もあるんじゃないか?

そんな風に考えて見たよ。

シリーズ化しようか‥なんて思ってる(笑)

炎上するならそれも良し(笑)

60代前半  東京都

2015/08/21 9:29

6.  >>3 いりこ《 わくわくで息抜きしてます 》さん

おはよ[晴れ]

これはね、【割】を斜め下から見上げた話だよ!

世間知らずのいりこは、共感しちゃダメ!

まったく危ねえ女だぜ(笑)

70代以上  高知県

2015/08/21 9:28

5. 
お久しぶりでございます。
二番コメントいただきます。
割り切りしたことないですが、この短編小説読んで、未知なる世界に、興味津々。

してみようかな
なんて
思いました。

60代後半  東京都

2015/08/21 9:26

4. おはようございます[ぴかぴか(新しい)]
外では蝉が鳴いています
東京はまだまだ暑いですね
続きを楽しみにしています[わーい(嬉しい顔)]

2015/08/21 9:23

3. おはようございます( ´ ▽ ` )ノ

女性目線も鮮やかですね。

わたしは割り切りしたことはありませんが、
サイトにいると、割り切りという選択肢は自分も持っていると意識していた時代もありました。使うかどうかは自分しだい。
むしろ、感情が絡まない関係の方がいいのかと思ったことも…。
正しい答えなどなく、自分なりの答えをそれぞれが見つければいいのかと。

60代前半  東京都

2015/08/21 9:17

2.  >>1 アギーさん

おはよ[晴れ]

①コメありがと!

みんなが、多かれ少なかれ悪しかれ関心ある【割】

それを、ちょっと斜めから覗いてみようと思た(笑)

熱中症には参ったね。夏やせしたんじゃないかい?

50代半ば  神奈川県

2015/08/21 9:06

1. ハスキーかキリギリスが最後には登場すると思ったのに!( ノД`)…

なんてね!

女の再生の物語でしたか(笑)

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…