割り切り珍百景⑤★【定期の罠】白馬の王子様の正体は?
私は夢見心地で、江沢に抱かれていた。
眼下には、無数の蛍火のような煌びやかな夜景が広がり、
また、それを切り裂くように、摩天楼のビル群がそびえ立っていた。
ここにいると、まるで魔法の絨毯に揺られているような錯覚に陥ってしまう。
その上、私はルームサービスのシャンパンを飲み過ぎてしまったみたい。
頬と目の回り、そして江沢が突き刺さった腰の辺りがボワっと熱かった。
「亜紀さん、少し回ってたの?」
江沢は、そんなことを言いながら、両肩に私の脚を乗せ、
深さを確かめるように実にゆっくりと突いてくる。
「目は回ってないわよ。どうして今そんなことを聞くの?」
私は喘ぎ声を必死に飲み込んで、江沢を睨みつけた。
「目じゃなくて、アルコールの話だよ(笑)中がじわっと熱いからさ‥」
硬直した江沢の分身は、鉄筋が入っているのか?と勘ぐるほど硬く、
話しかけながらも、微妙なリズムの動き回るので、私は気が気ではない。
「ねえ、こんなおばさんでもいいの?」
やっとの思いでこう問い掛けると、江沢は笑いながら答えた。
「若い女は砂を噛むようで味気ない」
慰められているなら、それでもいい。私は曖昧に頷いた。
今はとにかく、江沢の大きさと硬さと優しさに没頭したかったから。
天井に突き上げられた私の脚が、薄暗いオレンジ色のルームライトに照らされ、
彼の動きに合わせて、ゆらゆらと揺れている。
揺れる脚の先には、窓越しに銀河系のような夜景が見えた。
そう、ここは新宿ヒルトンホテルの45階。
私なんかには全く縁遠い、広くて素敵なお部屋だった。
江沢は私の脚を肩から下ろし、繋がったまま重なってきた。
アスリート系のごつい体つきには似合わない、どこか子供っぽい甘いマスクが近づいてくる。
舌が絡み合う間も、彼は私の中を浅く深く動き回るので、
私は、頭がぼーっとなり、キスの間にも江沢に熱い吐息を吹きかけ続けた。
私は、もう有頂天になっていたのだろう。
江沢豊‥35才、私より三つ年下の彼は、
投資コンサルタント会社と、証券系のヘッドハンティングを業務にする会社を経営する、青年実業家だったのだ。
一方の私は、勤続10年のパッとしない独身OL。年だって、彼より上。
私は、月一くらいの【割】募集で、一人暮らしの不足分と人肌恋しさを補っていたのだ。
【割】を初めて一年半。
落ち着いた定期が希望だったが、今までは誰からもそんなオファーは来なかった。
江沢が私に出した条件は
次のような事だった。
全国を出張で回る多忙な彼が、東京滞在中に身の上、身の下の世話をして欲しい。
土日には、仕事上の整理業務も少し手伝って欲しい。
報酬は月20万で、その他に、クレジットカードでの買い物枠20万までは、彼の会社の経費で落とす‥と言う夢のような条件だった。
★☆★
江沢は、うつ伏せてハァハァする私を、難なく面返すと、
乳首を甘噛みしながら、用意をしていたゴムを片手で手早く装着した。
「いいわ。つけなくても‥生理が近いから」
「いや、これは初めの亜紀さんへの礼儀だよ。外す時はちゃんとキミに相談する」
私は、そんな江沢の言葉にガラにもなくキュンときて、
江沢のそれを掴むと、大胆に自らの扉にあてがった。
そのまま、グンと奥を突かれた私は、一瞬まぶたの奥に流れ星を見た。
彼の上に引き上げられて、そのまま座り込むと、
お臍の奥の更にその上まで、バンと充たされる。
腰を浮かせて屈み込むと江沢は容赦なく高速で突き上げてきた。
また、流れ星が行き交い、私はだんだん気が遠くなる。
「終わったら、今日の内に共有カードの手続きをしてしまおう」
江沢のそんな言葉は、もう私の脳髄には届かない。
私はただ、うんうんと頷きながら、
崩れ落ちそうになる上半身を必死に支えていた。
―続く―
この話は、3~4年ほど前、
出会い系サイトで頻繁に起こった
7人組グループによるカード詐欺事件を題材にしています。
後半で、代表的な手口が明らかにされます。
絡みシーンは、当然聞き取りしたわけでもなく、全くの創作です。
今月、西に逃走しながら犯行を繰り返していた最後の実行犯が、
被害者達の包囲網にかかり、逮捕された事を報告します。
コメント
2015/09/13 8:46
3. >>1 いずみさん
![[晴れ]](https://img.550909.com/emoji/ic_sun.gif)
おはよう
これは、5年前からつい最近まで3桁の被害者を出したカード詐欺グループの話。
被害者を纏めた一人の猛女が、テレビ局の支援も受け、
腰の重い警察を動かして 組織を壊滅させた話。
まだ、残党や模倣犯がいるので注意に越した事はないね。
いずみさんには、まるで関係ない話でごめん。
返コメ
2015/09/13 8:38
2.
実話ですか!?
返コメ
2015/09/13 8:27
1.
その手の愛人契約の お誘いメールが 入会当初来たのは こういう類いなんですね?
美味しすぎる話にぐらつくも
割りは しない主義の私は
あっさり断ってしまいました
でも もしそんな大金を毎月手にしたらという妄想が 止まなくて…(笑)
返コメ