さよなら陥没乳頭【奈央との別れと再会】③完結編
60代前半  東京都
2015/09/26 8:52
さよなら陥没乳頭【奈央との別れと再会】③完結編
仙台で別れたと言う奈央の元カレは教員仲間だったと言う。



チビナオを、へそのゴマとからかい、別れを決断させるまで奈央を傷つけた男。



僕はそいつに、沸々とした怒りがこみ上げてきた。



「何も気にするなよ。今のままだって十分可愛いんだから」




「由宇‥」



「どうした?」



「抱いて欲しい」



消え入るような声で、奈央がつぶやいた。



僕は、こんな奈央を悲しませた前カレに、怒りにも増す嫉妬を覚えた。



その思いを打ち消すように、僕は少し荒々しく奈央を引き寄せた。




「奈央‥今日は少し激しくなるかも知れない」



「私もそうして欲しい」



いつになく上気した顔で
、奈央は答えた。



目尻に残った涙を拭うと、奈央は僕の顔を引き寄せ、尖らせた舌を自ら僕の歯の間に入れてきた。



少ししょっぱい涙の味がした。



「どうしたんだい?いつもと違うね」



「チビナオって呼んでくれて‥すごく嬉しかったの」



「それで、こんなに変わったの?」



「うん」



「大丈夫だよ。チビナオはもうすぐ大人になって、恥ずかしがらずに僕の前に出てくるよ」



「ほんと?」



頷きながら、僕は初めて
奈央の右の乳首を口に含んだ。



奈央が高い声で泣き、僕の頭皮に爪を立てる。



脚を開き間に入ると、奈央はするすると膝を立て、



「ありがとう」と小さな声でつぶやいた。



元カレへの怒りは薄れて、僕はそんな奈央に集中する。



ウエストを引き寄せ、両膝に手を添えて、何度か滑らせながら突き出すと、



僕と奈央の境目はすっかりなくなり、僕は奈央の体の一部になった。



それは一度目、二度目とは全く違う感覚だった。



今思えば、前の二回は僕の懇願に優しい奈央が仕方なく応えてくれたのだろう。



でも、今日の奈央は違った。



「由宇!」と僕の名を呼び、また泣きそうな顔で僕を見つめている。



さっきは、優しく紋次郎に話しかけながら、手製のオムレツを嘴に運んでいた奈央が、菩薩様に見えた。



でも今、髪を振り乱しながら僕の腕に爪を立て、


激しい突き引きに耐えている奈央も、やはり菩薩様なのだ。



男は、女のそんな優しさに一番弱いのかも知れない。



奈央がキスを求めてくる。


屈んで舌を絡ませながら、長いリーチで深い往復を繰り返すと、



舌の間から奈央の熱い吐息が漏れ、それに少し泣き声が混じった。



やがて、奈央の体は反り上がり、嗚咽が途絶えて、体が左右に揺れ始める。



そんな奈央を支えながら、僕はまだ痙攣を耐えていた。



少しでも長く、熱い奈央の中にいたかったから‥



でも、それも終わりに近づいてくる。



思いが詰まった先陣が、勢い良く硬直した管の中を駆け抜けた。



奈央はもう声すら失って、ヒクヒク痙攣している。



そんな奈央の内臓の奥深く、僕の発露は果てしなく続いた。




     ★☆★




チビナオ‥別にこのままでもいいよ。と言う僕に、


でも、やっぱり治してと奈央は甘えた。



ホテルじゃ負担も大変だろうからと、僕は一日おきに奈央の部屋に【治療】に通うことになった。



チビナオは、二か月を過ぎた頃から、その全貌を僕に見せてくれるようになった。


でも、僕が奈央との繋がりを解き、余韻を分かち合う頃には、元のおうちに帰ってしまう。



でも、年が変わり新芽が吹き出す次の年の四月‥



チビナオは、すっかり大人になったのだ。






でも、そんな日々はそう長くは続かなかった。



次の年の一月、



奈央は神戸の女子大に新設された学科に転勤することになった。



二人の逢瀬は年に数回になり、やがてメールも途絶えがちになった。



更にその翌年の九月、奈央は修士の取得のためロンドンに行ってしまったのだ。




     ★☆★




実は去年の連休、僕は墓参りでロンドンから一時帰国していた彼女に成田で会った。



奈央は、二歳になると言うブラウンヘアが可愛い
女の子を連れていた。




「イギリスに永住するの?」と聞くと、



「多分‥」と奈央は答えた。



そんな僕達のやり取りを、マーサと呼ばれた娘は怪訝そうな顔で見上げていた。



まだ二歳じゃ、日本語が
わからないのだろう。



僕は、マーサに視線を下げて下手な英語で語りかけた。



Do yo know your mama's name?


Nao.


No no. your mama's name is BOSATSU.




「もうっ、変なこと教えないでよね!すぐ覚えちゃうんだから‥」



マーサは、菩薩、菩薩と繰り返しながら、僕と奈央の間を走り回っている。



「ほらね!」



僕と奈央は、目を合わせて笑い転げた。




「チビナオは?」


「元気よ。見せたいけど、ここじゃちょっと無理ね」



奈央は横目で僕を睨むとクスっと笑って、搭乗ゲートの中に入った。



マーサは、ママに手を引かれたまま、僕に振り返り、



BOSATSU! BOSATSU! と叫びながら、やがて人混みに紛れて見えなくなった。




BOSATSU‥


チビナオ‥



僕は、カフェから飛び立って行く747を見送っていた。


また一つ、僕の青春が去って行った。





      ―完―




前編では、僕の無神経から、


多くの読者さんに不愉快な思いをさせてしまいました。


この場から、お詫び申し上げます。






※写メは、奈央とは別人です。



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コメント

60代前半  京都府

2015/09/27 2:43

41. 
こんばんは 私の方は夜間にしか
見ている時間が無くて
すみません。

その彼女は片側だけで
それも 仮性も仮性で そのまま引っ込んでる感じ?
でも彼女が言われるように
乳管の発達が未熟なのが
原因のようですね。
露骨なタイトルと 途中のコメント
それらが嫌だったんです

彼女は お子さんも出来て 良かったですね

でも陥没乳頭であっても
お母さんにはもちろんなれるし
授乳は大変だけど 別に全然飲ませられないわけでも
ないのです。

人知れず悩んでいる人がいるのは
事実ですし

70代以上  東京都

2015/09/27 2:32

40.  >>38 ツブネコ[芽]さん

知らない人で絡みないから、変なこと書いてるから虫かごにいれました。今度、会った時にツブネコさんにみせますね。
そんな事より、ツブネコさんの読者が増えて嬉しいです。娘さんや奥様の力でツブネコさんはいるかもしれないけど、神戸で野原を走って教えてくれたし、それも大きいのかな?この文才って、幼い頃の経験も影響ありかな?

2015/09/27 2:32

39.  >>32 ツブネコ[芽]さん

マーサはきっと可愛いんでしょうねぇ~(^。^)y-~

60代前半  東京都

2015/09/26 23:47

38.  >>37 ひろとくんさん

あれっ、約一年ぶりやなかった?いや、もっとか?

あ、ハヤン元気ですよ!

40代後半  東京都

2015/09/26 23:35

37. 良かった^ ^

60代前半  東京都

2015/09/26 23:11

36.  >>35 ババーテレサさん

こんばんは。

マジ寝不足です(笑)

夜中じゃなければ、ちゃんと応対するつもりなんだけとね。

60代前半  東京都

2015/09/26 22:04

35. みずほさん来ないね

楽しみにしてたのに

60代前半  東京都

2015/09/26 21:19

34.  >>30 信太さん

いや、昨日の騒動もあったしね。

前日記の時、次は2~3日でupするって言ってた手前、頑張った。

でも、7時間くらいかかったかな?疲れたよ(笑)

あのー、まったく作家じゃないからね。作家に失礼だよ(笑)

60代前半  東京都

2015/09/26 21:12

33.  >>29 リyo汰さん

そうだね。コンプレックスは一人で抱え込んでしまいがち。

と言っても、わざわざオープンにはしないしね。

まあ、人として生まれて、人の弱点を笑い物にするような愚は犯しちゃダメだね。

エロシーンはしっかり書くよ。でもそれを綺麗に包装できなくちゃ、

ただのグロになっちゃうからね。

60代前半  東京都

2015/09/26 21:02

32.  >>27 クロコダイル・ダンディ・ケンジさん

こんばんは。

仮性なら数ヶ月で治せますよ(笑)

時間あれば、もっとマーサを書き込みたかった。

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