14か月目のマドンナ⑪ 母の従姉妹‥Naoとの関係がバレてしまった僕は‥
幾つかの偶然が重なって発覚した僕とNaoの血縁関係。
Naoは、全く気にしないと言うけれど、僕はそうもいかなかった。
思いがけず色んな接点があって、更に女系図で血まで繋がっていたNaoが
自然に姉に思えてきたからだ。
それは、激しく射精した後の後ろめたさとなって、重苦しく僕に残った。
年の差から、Naoが僕に姉さん風を吹かすのは当然なんだけれど、
そんなNaoの立ち居振る舞いは、時に僕をいらいらさせた。
まずそれを打ち破らなければならない。
そんな僕は、Naoを逆に小娘扱いして、わだかまりを払拭しようとしたのだ。
本当に男と女ってややこしい。
「この前ね、坂下って巨人軍の練習場に定岡くん見に行っちゃった」
湯上がりのNaoは、髪も生乾きのまま、素っ裸でベッドに飛び乗ってきた。
「定岡?あんな濃い顔が好きだったのか?薄い顔で悪かったな」
僕は笑いながら、Naoの手から三ツ矢サイダーのビンを奪い、一口飲んで返した。
「ねえねえ、バスの回りをね、女の子が五十人くらい囲んじゃってね‥」
「ふーん、で、その内の一人がNaoだったってわけね?」
「でもね、別にそんなにカッコいいとは思わなかったわ。三年前の由宇の方がずっと可愛かった。ねえ、なんで野球辞めちゃったの?」
Naoは、子猫のように僕の体にじゃれついてくる。
年令差をまるでひっくり返した妹扱い。
意外にもNaoは、すんなりそれを受け入れたようだった。
すっぴんのNaoは、僕の上に覆い被さり、耳を噛んだり乳毛を抜いたり、
そのうち、僕の男根を車のシフトレバーに見立てて遊んでいる。
華奢で胸も小さく、湯上がりの黒髪は湿気をたっぷり含んでいるので、
プールから出たばかりの
中学生に見えなくもない。
それでいて脛が長く、太ももにはふっくら肉がついている。
僕は、そんなNaoを抱え下ろし、見慣れた裸を生暖かく見下ろした。
そのうちに、彼女の粘膜が無性に恋しくなる。
「野球か‥もし僕が投げても、Naoは応援にはこれないよな?」
「そうよね。親達にバレちゃ勘当ものよね。」
そんなおしゃべりを中断して、僕はNaoを組み伏せた。
「フェラはいいの?」
真顔でNaoが問いかける。
僕は頷きながら、指でNaoの扉を開き、蜜を絡め取ると、そのままグイと滑り込ませた。
僕は後にも先にも、Naoしか女を知らない。
相性がいいのは、二人の血が決して争わないからかも知れない。
出会いから三年半が経ち、僕は高三、Naoは27になっていた。
でも、その年の暮れ、
そんな二人の蜜月に突然幕が下ろされた。
Naoとリキが突然消えたのだ。
★☆★
二人の仲が発覚したのは、気をつけてはいたものの、やはり近所の噂からだった。
「尚ちゃんとは、あの法事の日からのお付き合いなのね?」
母の矢継ぎ早の詰問に晒されながら、
僕は、同じ目に合っているだろうNaoが気がかりでならなかった。
「いや、ずっとその前から‥本当に偶然なんだ。まさか、お母さんの従姉妹だなんて知らなかった」
「尚ちゃんが由宇を誘ったのね?そうなのね?」
母の鋭い視線が僕を刺した。
「いや、そうじゃない。僕が彼女を強引に誘ったんだ。Naoを責めないでくれ」
母は、しばらく僕を見つめて大きく二度頷いた。
「そう、良かった。少し救われたわ」
母は肩で大きく息を吸い込み、ふっとため息を吐いた。
「何がいいんだよ?」
「逆を言ったら、あなたを軽蔑するところだった」
母は、叔母であるNaoの母と散々話しあったらしい。
「分かったわ。尚ちゃんとの過去のことはもう言わない。
でも、由宇は普通の受験生に戻らなければダメ。それは、自分が一番分かってるわね」
二人の母親は、ショックが大きいだろうと、互いの父親にはしばらくの間伏せることにしたらしい。
その一週間後に、Naoとリキは親元から解放されて、元の田園調布の家に戻ってきたらしい。
眼光鋭い、痩せたメガネの家政婦を伴って‥
携帯電話もポケベルさえもない時代の僕とNao。
母親同士に話し合われ、監視網を張り巡らせられつは、
もはや関係を続けられる道はなかった。
Naoはどうしているんだろう。
不安で胸が掻き毟られるような一か月が過ぎた。
そんな気持ちを紛らわそうと、僕は激しく遅れた勉学と格闘した。
それでも、Naoのことはひと時だって頭を離れることはなかった。
そんな十二月のある日だった。
夕暮れの校門を出て、甲州街道をぼんやり駅に歩きかけた僕は、一緒心臓が止まりそうになった。
黄色い117クーペが、僕に激しくバッシングを浴びせかけていたのだ。
「時間がないの。早く乗って!」
Naoは、僕の腕を引き助手席に引きずり込むと、四谷方面に向かい、思い切りアクセルを吹かした。
―続―
最終回は、Naoとの別れと
25年後の運命の再会です。
散々引っ張って、すみません。
※画像は本文とは無関係なイメージです。
コメント
2015/12/12 11:51
12. >>9 ひろりん![[黒ハート]](https://img.550909.com/emoji/ic_b_heart.gif)
さん
おはよう
まあ、良く三年もバレなかったと言うか(笑)
母親同士は従姉妹だから、そこから先は止めたんだろうね。
返コメ
2015/12/12 11:19
11.
こんにちわ。
やっと出て来た!
難産じゃなく、、、多忙ね。
師走ですもの♪
完結と思いきや、まだだよ!
なんて、、、
次回は最終回!?
楽しみにしてます(^^)v
いとこ同士の結婚ありなのに
母親が目くじらたてたのは
未成年の高校生!しかも
受験生だからでしょうね。
返コメ
2015/12/12 10:33
10. やっと続きが読めた![[わーい(嬉しい顔)]](https://img.550909.com/emoji/ic_smile.gif)
後が気になるね~。
若い頃の思い出は、甘くせつなく儚いね。
返コメ
2015/12/12 10:28
9. おはょです![[わーい(嬉しい顔)]](https://img.550909.com/emoji/ic_smile.gif)
![[OK!2]](https://img.550909.com/emoji/ic_ok.gif)
![[目]](https://img.550909.com/emoji/ic_eye.gif)
![[走る人]](https://img.550909.com/emoji/ic_runner.gif)
![[ダッシュ(走り出すさま)]](https://img.550909.com/emoji/ic_dash.gif)
(爆)
父親に内密
複雑な心境ながら
お母さん ナイスフォロー
で~ またもや続く〓
返コメ
2015/12/12 10:13
8. >>7 みずき
さん
最初から全部!長かったでしょう。
でもありがとう!
悲しい結末は僕も嫌いです。日記ですからね(笑)
頑張って、なるべく早くアップしますね。
返コメ
2015/12/12 9:30
7.
第一話から一気読みしました。
悲しい展開になるのかなぁ。
ハッピーエンドでお願いします。
返コメ
2015/12/12 7:11
6. >>4 こころBBA逝きたいの(*'▽'*)さん
117クーペ、良く知ってたね。
こころが生まれた頃、もう絶滅してたんじゃない?
いすずの乗用車だけど、一世風靡した【時代の車】だよね。
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2015/12/12 7:05
5. >>3 Me奈さん
そうですね。
5年後の出会いなら、由宇は社会人。
そうなったでしょうね。
返コメ
2015/12/12 7:04
4.
おはよー(*・ω・)ノ
117クーペというのがなんとも
年代を感じていいですな!
うちにもありましたよ。
しかし、続き過ぎやねん(汗
次が気になる!
返コメ
2015/12/12 6:50
3. いとこなら結婚しても良いのにね?
返コメ