【百合⑤】貫かれ、内側からバンと広げられた私は…
そっと手を這わせて確かめると、由宇の角は凛と張り詰めていた。
「元気ね。年の割りに」
憎まれ口を叩いても、この男は反応が鈍い。
由宇は、くくっと笑いながら、素早く回転して私を組み伏せると、
私の顎や鎖骨、肩や肋骨、腰骨から最後には恥骨までを丹念にいじくり回し、
「いい骨格だ。やっぱりきみ達ミャオは日本人のルーツなんだな」
などと、可笑しな事に感動している。
「骨で分かるの?」と聞くと、
「いや、なんとなくな」と笑っている。
「なーんだ、触りたかっただけじゃない」
私も一緒に笑ってしまい、由宇の好きに触らせていた。
由宇が言うように、
私達ミャオ族の祖先は、紀元前、揚子江に沿った広大で肥沃な土地に根付いた稲作農耕民族だった。
でも、度重なる戦乱の末高地に追いやられ、そこで棚田農耕を始めるのだが、
祖先の一部は、戦乱を逃れ朝鮮半島を経由し、弥生人として主に九州や西日本に上陸した。
彼らは、弥生式住居に住み、独自の稲作文化を伝える事で、
土着の縄文人と同化し、日本人の一つの原形として根付いて行ったんだ。
二度目に会った時、由宇は、こんな壮大な古代ロマンを私に語りかけ、
最後は、聞き疲れて頷くだけの私をケムに巻き、組み伏せ、結局跨がってしまったのだ。
そんな由宇だけれど、私は嫌いにはなれなかった。
なぜって、彼は私を生涯の窮地から救ってくれた人なのだから。
「ねえ、由宇‥」
さっき、お風呂場で鬼突きされたお腹の痛みも癒えてきた私は、
由宇の腕枕から半身を起こして、硬直した由宇の先っぽを指で弾いた。
「もうっ、私乾いちゃうよ。いいの?」
私はもう頃合なのに、由宇が攻めてこないのは、
さっき、指の侵入を拒んだからかも知れない。
「指、少しなら挿れていいよ」
私は由宇の指をとり、二枚の襞まで導いて目を閉じた。
私達ミャオの女は、指は余程の相手でなければ許さない。
それは、女の尊厳に関わることだから。
でも由宇は、私の毛をさわさわと撫で、膨張した真珠に触れるけど、指は入れて来ない。
「かき回さなければ、入れていいのよ」
でも由宇は、穏やかに笑うだけ。
目を閉じ覚悟していた私は、拍子抜けしてしまい由宇の腕に歯を立てた。
でも、代わりに散々芯を攻められ、だだ漏れしている私は、
もう待ちきれず由宇の首に両腕を回した。
由宇は、片脚を絡ませながら、微妙に急所をはずして私を愛撫していたのだが、
いきなり、私のツボの左乳首を強く吸い、軽く歯を立てた。
「あっ!」
私は思わず顎を上げて叫んでしまう。
「指?わざわざ百合がイヤがることはしないさ」
耳元でそう囁かれ、そのまま首筋を舐めた由宇の舌が、
脇の下から脇腹、腰骨と伝って太ももから生え際まで降りてくる。
「欲しいか?」
気持ちが宙に浮いてしまった私は、もう、うんうんと頷くしかない。
私は、この由宇と言う異邦人の中年男に見透かされている。
「お前は何をやらかすか分からない。先が読めない女だ‥」
由宇は、そんな事をよく言うけれど、
奥底の根っ子を掴まれてしまったのは、逆に私だった。
くやしくて仕方ないけれど、私の体は取り返しがつかないほど、彼に従順になってしまった。
なぜこんな異邦人の中年男に‥
由宇ってヤツは、苦味が残った出来そこないの干し柿みたいだ。
美味しくもなさそうなので、もうよそうと思っているのに、
肝心な時には、なぜか私の目の前にいて、つい手が伸びてしまう。
でも、気がつけば、いつの間にかその苦味の中に潜んでいる毒に私はやられている。
「早くっ!」
私は、ブリッジ気味に腰を浮かせて由宇を待っていた。
膝を立てた由宇が私の腰を支え、先端と私の襞を馴染ませている。
そんな由宇と目があった。
ふと、由宇の顔に雲南の父の面影が重なった。
大好きな父。
そして、大嫌いな父。
父には小燕と言う、私と同い年の愛人がいるのだ。
姿かたちまで私に良く似ていて、北京からたまに雲南に帰ると、
間違えて、良く呼び止められた。
そんな父の面影を振り払う間もなく、私は由宇に貫かれた。
いきなり満たされ、内側からバンと広げられた私は、
声を失い、由宇の腕に爪を立てた。
憎い父と小燕への敵意が、どこかへ吸い込まれるように消えて行った。
「突き刺してっ!」
私は自分の言葉の激しさに一瞬正気に戻ったけれど、
真に受けた由宇がその通り動きだすと、だんだん気が遠くなっていく。
-続-
コメント
2016/03/16 22:20
34. >>33 ニコニコさんさん
![[手(チョキ)]](https://img.550909.com/emoji/ic_c_hand.gif)
こんばんは。
ニコさんはね、女子力アップも大事だけど、
この百合みたいな、小悪魔的な危なさを身につければ、もう最強だよ
返コメ
2016/03/16 22:13
33.
エ、エロい…(☉∀☉)(笑)
返コメ
2016/03/16 21:37
32. >>30 ゆちゃさん
そうそう、噴火(笑)
ブシャーッとね!(笑)
返コメ
2016/03/16 21:30
31. >>29 ゆう
さん
はい、たった10行ばかりですが、さっき書きました(笑)
あんまり間空けると、白けるもんね。
短編集にして、電子出版て結構勧められてるけどね…
オレはここで好き勝手やってる方がいいな。
返コメ
2016/03/16 21:27
30. んなん言われたら待ち遠しいやん~笑
噴くまで?噴火かや?笑
早くぅ~
返コメ
2016/03/16 21:07
29. 勿体振らず、次お願いします![[チュー2]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_hearteye.gif)
本の出版は〓
返コメ
2016/03/16 20:31
28. >>27 ゆちゃさん
する?
する(笑)
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://img.550909.com/emoji/ic_asease.gif)
噴くまで書くから期待しててね。
ドキドキ
そう言われると、オレもドキドキ
じゃあ、次も女目線で
返コメ
2016/03/16 19:55
27. めっちゃ引き込まれるんだけど~
なんだかドキドキするわ~笑
続き早くお願い~
返コメ
2016/03/16 19:52
26. >>25 マジックリンさん
いやあ、ヤバいくらい6年前の日記を覚えているね。
ひや汗もんだよ(笑)
あの頃は女性の読者さんも殆ど居なかったし… 今と状況違うんだよ(汗)
でも、あんな活劇風なアクションも悪くはないよね。
今度、腹くくって書いてみようかな(笑)
返コメ
2016/03/16 19:13
25. >>14 ツブネコ
さん
スミマセン。
だって最初の頃は自分のおしりの穴に使用済みゴム押し込んだり(笑)
過激なドタバタとか、女性が上から降ってきたり。
切り口が落ち着いたなぁと(*^^*)
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