【百合⑤】貫かれ、内側からバンと広げられた私は…
60代前半  東京都
2016/03/16 7:09
【百合⑤】貫かれ、内側からバンと広げられた私は…
そっと手を這わせて確かめると、由宇の角は凛と張り詰めていた。



「元気ね。年の割りに」



憎まれ口を叩いても、この男は反応が鈍い。



由宇は、くくっと笑いながら、素早く回転して私を組み伏せると、



私の顎や鎖骨、肩や肋骨、腰骨から最後には恥骨までを丹念にいじくり回し、



「いい骨格だ。やっぱりきみ達ミャオは日本人のルーツなんだな」



などと、可笑しな事に感動している。



「骨で分かるの?」と聞くと、


「いや、なんとなくな」と笑っている。



「なーんだ、触りたかっただけじゃない」



私も一緒に笑ってしまい、由宇の好きに触らせていた。




由宇が言うように、



私達ミャオ族の祖先は、紀元前、揚子江に沿った広大で肥沃な土地に根付いた稲作農耕民族だった。



でも、度重なる戦乱の末高地に追いやられ、そこで棚田農耕を始めるのだが、



祖先の一部は、戦乱を逃れ朝鮮半島を経由し、弥生人として主に九州や西日本に上陸した。



彼らは、弥生式住居に住み、独自の稲作文化を伝える事で、



土着の縄文人と同化し、日本人の一つの原形として根付いて行ったんだ。





二度目に会った時、由宇は、こんな壮大な古代ロマンを私に語りかけ、




最後は、聞き疲れて頷くだけの私をケムに巻き、組み伏せ、結局跨がってしまったのだ。



そんな由宇だけれど、私は嫌いにはなれなかった。



なぜって、彼は私を生涯の窮地から救ってくれた人なのだから。






「ねえ、由宇‥」



さっき、お風呂場で鬼突きされたお腹の痛みも癒えてきた私は、



由宇の腕枕から半身を起こして、硬直した由宇の先っぽを指で弾いた。




「もうっ、私乾いちゃうよ。いいの?」




私はもう頃合なのに、由宇が攻めてこないのは、



さっき、指の侵入を拒んだからかも知れない。



「指、少しなら挿れていいよ」



私は由宇の指をとり、二枚の襞まで導いて目を閉じた。




私達ミャオの女は、指は余程の相手でなければ許さない。



それは、女の尊厳に関わることだから。




でも由宇は、私の毛をさわさわと撫で、膨張した真珠に触れるけど、指は入れて来ない。




「かき回さなければ、入れていいのよ」



でも由宇は、穏やかに笑うだけ。




目を閉じ覚悟していた私は、拍子抜けしてしまい由宇の腕に歯を立てた。




でも、代わりに散々芯を攻められ、だだ漏れしている私は、



もう待ちきれず由宇の首に両腕を回した。



由宇は、片脚を絡ませながら、微妙に急所をはずして私を愛撫していたのだが、



いきなり、私のツボの左乳首を強く吸い、軽く歯を立てた。




「あっ!」



私は思わず顎を上げて叫んでしまう。




「指?わざわざ百合がイヤがることはしないさ」




耳元でそう囁かれ、そのまま首筋を舐めた由宇の舌が、



脇の下から脇腹、腰骨と伝って太ももから生え際まで降りてくる。



「欲しいか?」



気持ちが宙に浮いてしまった私は、もう、うんうんと頷くしかない。






私は、この由宇と言う異邦人の中年男に見透かされている。



「お前は何をやらかすか分からない。先が読めない女だ‥」



由宇は、そんな事をよく言うけれど、



奥底の根っ子を掴まれてしまったのは、逆に私だった。



くやしくて仕方ないけれど、私の体は取り返しがつかないほど、彼に従順になってしまった。



なぜこんな異邦人の中年男に‥




由宇ってヤツは、苦味が残った出来そこないの干し柿みたいだ。



美味しくもなさそうなので、もうよそうと思っているのに、



肝心な時には、なぜか私の目の前にいて、つい手が伸びてしまう。




でも、気がつけば、いつの間にかその苦味の中に潜んでいる毒に私はやられている。




「早くっ!」



私は、ブリッジ気味に腰を浮かせて由宇を待っていた。



膝を立てた由宇が私の腰を支え、先端と私の襞を馴染ませている。



そんな由宇と目があった。


ふと、由宇の顔に雲南の父の面影が重なった。




大好きな父。


そして、大嫌いな父。






父には小燕と言う、私と同い年の愛人がいるのだ。



姿かたちまで私に良く似ていて、北京からたまに雲南に帰ると、



間違えて、良く呼び止められた。



そんな父の面影を振り払う間もなく、私は由宇に貫かれた。



いきなり満たされ、内側からバンと広げられた私は、



声を失い、由宇の腕に爪を立てた。



憎い父と小燕への敵意が、どこかへ吸い込まれるように消えて行った。




「突き刺してっ!」




私は自分の言葉の激しさに一瞬正気に戻ったけれど、



真に受けた由宇がその通り動きだすと、だんだん気が遠くなっていく。





      -続-








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コメント

2016/03/16 7:53

4. 
おはようございますm(__)m

朝から絶好調ですねぇ~(^。^)y-~

何時もツブさんの日記を読んでて想うのですが、由宇ってツブさんの若かかりし頃!?ですか!?

実体験なら超~羨ましい!!

フィクションなら敬服ですねぇ~(((^_^;)

30代前半  埼玉県

2016/03/16 7:46

3.  >>2 ツブネコ[芽]さん
えっ!?あれっ、そうだった?(笑)ごめんなさい。

でも、文章は相変わらずプロみたいね。

いつの間にか女目線になってるし。

60代前半  東京都

2016/03/16 7:40

2.  >>1 Soraさん

腐りかけた‥じゃなくって、苦味が残った‥だろ?

まだ腐ってねえし(笑)

30代前半  埼玉県

2016/03/16 7:34

1. おはよう、つぶパパ!

腐れかけた干し柿とか、随分な言われようじゃないですか?

少しムカつきました[むかっ(怒り)][むかっ(怒り)]

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