前戯なんかいらない。早く来てっ!‥迷い蝶⑥
60代前半  東京都
2016/07/16 5:48
前戯なんかいらない。早く来てっ!‥迷い蝶⑥
「ここが裂けて出血したみたいだな。痛い?」


由宇の指が、私の中をおっかなびっくり進んできて、

私の恥骨の裏側の傷口を撫でた。



「何ともないわ」


本当はチクリとした痛みに、思わず顔が引きつったのだけれど、


私は、それを悟られないように由宇に笑顔を見せた。



由宇は、私の予期せぬ出血に困惑しているようだった。


でも、諦めがつかないのか、股間を硬く漲らせたまま私の体に触れてくる。



そんな私も、強がって由宇を挑発するので、若い彼は収まりがつかない。



五つ年下のこの子は、決して私が最初に夢見ていた弟タイプじゃなかったけれど、

普通に優しく男らしい好青年だった。




「挿れてくれる?」


そんな由宇に、二度目をせがんだのは私だった。


「でも、挿れたあとしばらく動かないでね」


「わかった。痛かったらいつでもやめるよ」



由宇は「動かないで」の意味が分かっていないようだった。



私は痛みなんてどうでも良かったのだ。


由宇には言えなかったけれど、一度目の後、私の隙間には、ずっと由宇が挟まったままみたいで、


その違和感が私を激しく狂わせていた。


だから、前戯なんかいらない。


今すぐ空っぽの私をバンと埋め尽くして欲しかったのだ。



由宇は、慎重に私の両脚の間に入って来て、待ち切れないのか、私の膝をグイと開いた。



無防備に晒された私の生殖器。


由宇は、その真ん中をじっと見つめている。



「血は止まってるね」



「そんなことより、あなたの形を覚えられたかしら?」



「うん、僕の形を忘れていないようだね」



「ええっ、分かるの?」



「分かるさ!」



そう言いながら、由宇はいきり立った先端に私の蜜をたっぷり絡め取っている。


私は、思わず身構えた。



なのに由宇は、扉のあたりで遊んでいて、なかなか挿れてくれない。



大きくなった栗を角で撫でられるのは、それはそれで素敵なんだけど、


今の私は、それよりも息が詰まるくらい満たして欲しかったのだ。



「挿れてっ!」



何度も言うのは恥ずかしいので、私は由宇を見つめて、口まねだけでそう言った。



「挿れるよ」



由宇も、そんな私に合わせて耳元でささやいてくれる。



小柄な私は、いつも由宇の思いのままだ。



膝の裏側に手を添えられ、丸見えの形に屈曲させられると、



赤い蛇のような由宇の頭は、急に角度を変えてヌルっと私の中程まで入ってきた。


でも私には、その先に小さな関所があるらしい。



「力を抜いて」


「はい」



由宇に言われて、私は幼子のように素直に頷いた。


弾みをつけた由宇の角が、私の器官を圧迫しながら、滑り込んできた。



「ああっ!」


その瞬間、私の気は宙を舞い始めた。


きっと由宇は、お臍の裏側まで届いている。


私のお腹の中は、もう大変なことになっていて、


辺りの内臓はどこかに押しやられてしまったみたいだ。


でも、この安心感にも似た充足感って一体何なの?


私は、由宇が動き出さないように、彼の腰を両脚で強く挟みつけた。



由宇はちゃんと約束通り、恥骨がぶつかるほど深く埋め込んで止めてくれた。


五秒、十秒、二十秒‥



私の全身の血は、その一点に集中し、沸騰し始めた。




頭の中が空っぽになる。


腰から震えが湧き上がってきて、

それは背骨に伝わり肩や首や顎を震わせ、

最後に髪の毛を逆立てて空中に抜けて行った。


そんな私の震えは治まるまで数十秒続いた。





「もうイっちゃったの?」


放心した私は、素直にコクりと頷いた。


「少し動いていい?」


そう言いながらも、由宇は私の中をゆっくり往復し始めている。


「ほんの少しなら‥」



由宇は、笑ってぬけ殻になった私を剛力で抱きしめた。


体がベッドから浮いて、私は夢見心地になり、






一瞬、いけない事を妄想してしまう。



由宇の子‥


由宇の子が欲しい!




     ★☆★



夢から覚めると、由宇は私の中を力強く動き始めていた。


私の恥骨の裏側にあると言う関所も、


すっかり由宇に馴染んでしまったみたいで、


彼は、抜けそうになるまで引いては、ゆっくり私の中を充たしてくる。


私は、目を瞑りたくなるのを我慢して、


由宇の肩に手を添え、私の中を往復する彼の顔を見ていた。


でも、だんだん動きが早くなると、もう目を開けていられなくなり、


泣きながら高い声を出していたらしい。




ふと、夫達也の顔が浮かんで消えた。


消えては、また浮かぶ。


私は、それを打ち消すように、吐息を声にかえた。


時には泣くように‥


また、アクメが近くなると吠えるように‥



今日までアクメの意味すら知らなかった私が、


何度、アクメに襲われたのだろう?





気が遠くなってしまった私の腰を、自分の高さまで引き上げて、


由宇は深く早く、えぐるように私を突いた。



私は、もう揺れるだけで、首も上げられず由宇を見ることもできない。



「もうダメ‥」



私を支えている由宇の指が、お尻に食い込み、


引き上げられた私は、信じられないほど奥を突かれた。



「きゃーっ!」


胃袋が圧迫されて、私は叫び声を上げた。


由宇はそこから少し引いて、動きを止めた。


由宇の痙攣が、ユルユルになってしまった私の膣壁をヒクヒク震わせている。



もうドロドロの私の中に、由宇の白い血が降り注ぎ、


何色かすら分からない粘液が、私の中から溢れ出ていた。



そっと下ろされた私の胸に、由宇の汗がポタポタと落ちた。


由宇の角は硬いままで、時々思い出したようにヒクつくけれど、


もう、私の中を引っ掻き回したりしない。





良かった。


終わったのね。








朦朧とした私の目の中を、一羽の小さな蝶かふらふらと舞っていた。


それは、湖畔で由宇が見つけたムラサキシジミ。


南国から台風に乗せられてきた迷い蝶


あの迷い蝶は、私の運命を暗示していたのだろうか?








私の中で萎んで行く由宇
を感じながら、


私は声にならない声で、由宇に問いかけていた。




「ここはどこ?」


「あなたは誰?」


「私、明日からどうすればいいの?」






    ―続、又は完―





この話、実はまだまだ続くんですが、


激しい絡みシーンは、だんだん少なくなって行きます。


令子の夫、達也と由宇の間にも、対立から交流も生まれ、


数十年後に一つの大きなヤマが訪れる予定です。


でもね、アダルトで投稿するのはどうかな?と迷っています。



結構、書き疲れましたしね(笑)




コメントする

コメント

60代前半  東京都

2016/07/16 7:39

10.  >>8 サニ子さん

あのね、エロい子てのはね、
話しやコメやつぶやきの感じで、匂ってくるんだよな。

もう、エロさバレバレ(笑)

60代前半  東京都

2016/07/16 7:34

9.  >>7 クロコダイル・ダンディ・ケンジさん

おはよ[曇り][晴れ]

これ以降の短縮版を近いうちに纏めてみますね。

70代以上  兵庫県

2016/07/16 7:05

8.  >>6 ツブネコ[芽]さん
あれ、なんでバレてる??
エロなんか一個も出してないのに。笑

2016/07/16 6:52

7. 
次回作が楽しみです(^-^)v

60代前半  東京都

2016/07/16 6:46

6.  >>5 サニ子さん

おはよ[曇り][晴れ]

もともとエロいサニ子が、もっとエロエロになったらどうしよう!

なんか想像しただけで楽しい(笑)

70代以上  兵庫県

2016/07/16 6:25

5. 続いて欲しいな~!

光景が目に浮かんで、朝からエロエロ気分になっちゃうね。

60代前半  東京都

2016/07/16 6:17

4.  >>2 T.Shinさん

Hシーンをじっくり書くには、男目線より女目線の方がいいみたいだね。

僕は、女の方が体感では男の10倍以上深いと思ってるから。

60代前半  東京都

2016/07/16 6:12

3.  >>1 ゆういちろうさん

おはよう[曇り][晴れ]①コメありがとう。

いやいや、一番危ないパターンの不倫話ですよ。

後日談は、ピュアで上げるかどうか、考えますね。

30代前半  東京都

2016/07/16 6:06

2. ええっ、いきなり女性目線なんですか?

なんかもう、頭がぼーっとしちゃいました (・_・;)

40代後半  愛知県

2016/07/16 6:05

1. おはようございます。

実に壮大な大河ドラマの如きお話なんですね。

(後日談にも興味津々)

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…