早くっ!て言えない私★浴衣と地層と化石と、出会い系なりの性欲
60代前半  東京都
2016/12/09 4:51
早くっ!て言えない私★浴衣と地層と化石と、出会い系なりの性欲
「お風呂入る?」


「いや、化石探しの前に入ったからいい‥愛は?」


「私もいい、浴衣の着付けって大変だから…」



壊れた歯車のように、会話が軋んでいるのは、比呂だって緊張しているから?



間つなぎに比呂がつけたテレビから、ドクターXの予告CMが流れてきた。


「米倉涼子に感じが似てるって言われないか?


「ネコ系の後輩達に何度か言われたわ」


「ネコ系?」


「あ、レズっ気のある子たちのことね」



私は、そんなことより、ドクターXの有りえないストーリー展開に思わずクスっと笑いを漏らしてしまった。



「レズっ気は?」


「ないわ」



笑いながら振り向くと、

その隙に比呂の手が浴衣の裾を割って、私の膝頭にふわりと乗った。



「冷たっ!」



反射的に脚をピタリと閉じたけれど、

私にはそれ以上、比呂の手を払いのける勇気も、

なされるがままに受け入れる勇気もまだなかった。



「星がきれいね。ねえ外に出てみない?」


かわすつもりで捻り出した言葉が、


「ベッドから見える朝焼けだって、きっときれいだよ」


逆に見事にかわされてしまった。


返す言葉が見つからない私は、比呂の手に私の手をそっと重ねた。



「ねえ比呂、少しだけ時間をくれない?」



「いいけど、どの位?」


「私が落ち着くまで話を聞いて欲しいの」



生娘じゃあるまいし、今さら比呂を拒む理由なんか何もないのに、


私の中には、まだ完結していない厄介な葛藤があったのだ。



「いいよ」


立ち上がった比呂が私の手を引いた。


「ベッドで聞こう」




私の胸は高鳴った。

比呂は分かってくれるだろうか?


私の心には、酒乱のDV夫に植え付けられた恐怖が、まだ脈々と息づいていたのだ。


生身の男が怖い!




     ★☆★



「私ってね、きっと抱いてもつまらない女だと思う」


離婚については、何度も比呂に相談していたし、


彼の助言で家裁の調停もうまく纏まった。


それより、2年半も誰とも触れ合っていない私。


そんな私の全てを知っている比呂だけど、


私の心に住み着いた恐怖のトラウマまでは、きっと気付いていない。




「つまらない女?それは僕が決めることだろ。有りえないさ」


そう言いながら、比呂の手は浴衣の帯に掛かった。

でも、いきなり解いてはこない。



その代わり次第に強くハグされて、私の体はよみがえった恐怖でわなわなと震え始めた。



「怖いか?ほら僕を見て。何も怖くないだろ。体の力を抜いてごらん。きっと震えは止まるから」



比呂は、私のトラウマに気付いてくれていたのだ。


「ごめんなさい。処女みたいね、私って」


笑いながら、涙が止まらなくなって、


私はまるで幼女のようにワアワア泣き出してしまった。


震えなんかすっかり止まって、泣きじゃっくりでピクピクしている私を、


それでも比呂は、ずっとずっと、私がキスをせがむまで抱きしめてくれた。


男に抱かれる恐怖が、暖かな安心感に変わるなら、明日の朝までこのままでいたかった。



でも…


「よしよし、もう大丈夫だな」


何度かのキスの後、私は涙を拭いながら頷いた。



「でも…」


「でも、どうした?」


「裸を見られるの恥ずかしい」


「それは困るな」


「真っ暗にして」


「乳首にピアスとかないよな?」


「まさか」


私は笑ってしまい、今までの緊張がウソのように溶けていった。



浴衣の帯が解かれ、大きく開かれて、私は両腕でしっかり胸を隠した。



「電気消してっ!」


「無理だな。さ、腕をどけてごらん」


「男みたいだな!って言ったら、二度と会って上げないから!」


「それは見てみなきゃ分からないだろ」


私は観念して、腕を離しながら肩を強くすぼめた。


「きれいだね」



そう言うと、比呂はいきなり左の乳首を口に含んだ。


比呂の体温が大きな安心感に似た刺激に変わり、私の芯に届いた。


思わず大きく息を吸い込んだ私は、震えながらそれを吐き出した。



「感じるんだな?」


私は目をつぶって、何度頷いた。



ウエストを抱かれ、左右の乳首を交互に吸われ、甘噛みされて、


私の意識はそれだけで宙を舞い始めた。



半ば開いた私の脚の上では、比呂の怒張した角がヒクヒクと息づいている。


最後の薄布まで剥ぎ取られた私は、腰を捻ってその部分を比呂から遠ざけた。


生まれて初めて…それほどまで恥ずかしく濡れていたからだ。


私は愛おしくて、比呂の分身を握りしめた。



比呂の指が私の深さを確かめている。


それだけなのに、私は耐えられなくなって、高い声を漏らしたらしい。



「いいね?」


声にならない私は、ただうんうんと頷いた。


脚がグイと開かれ、比呂がその間に割って入ってきた。


開かれ引き寄せられ、


私は奮ぶりの中、薄目を開けて比呂を見つめた。



鬼棒のような比呂の角が私の裂け目に押し当てられ、

溢れる密をたっぷり絡め取っている。


「早く!」と言えない私は、口まねだけでそれを繰り返した。




アクメ…私はまだそれを知らない。


きっと比呂が私にそれを教えてくれる。





そうしたら…


そうしたら、私はどこに連れて行かれるのだろう?




                 ー続ー


コメントする

コメント

50代後半  兵庫県

2016/12/09 13:12

8. おつです[喫茶店]

暗くして[ひらめき]〓そんな時代もあったねと~[走る人][ダッシュ(走り出すさま)][あっかんべー](笑)

30代前半  東京都

2016/12/09 12:10

7. えぇっ、何この凄いリアル感!

くらくらして、午後の仕事ヤバいかも(-o-;)

真ん中の写メの子、きれいですね。胸ない私は勇気もらいました。

60代前半  東京都

2016/12/09 10:48

6.  >>3 信太さん

おはよう[晴れ]

エロぽち凸ありがとう!
いつも超長い話でごめん。

いやいや、書いてる僕も恥ずかしいよ。早く体調戻して下さいね。

60代前半  東京都

2016/12/09 10:44

5.  >>2 はぅはぅのゲスい品行方正で普通の早川ミステリ山ジュンたんさん

山ちゃんおはよ[晴れ]

パーセントかよ、困ったな。

100じゃ勿論ないし、0でもない。50ってとこかな(笑)

協力者もいて、その人と みんなを騙している。性格悪いね(笑)

60代前半  東京都

2016/12/09 10:35

4.  >>1 クロコダイル・ダンディ・ケンジさん

いいよね。

可愛いし、脱がす過程が とても爽やかで絵になるんだよ。

70代以上  埼玉県

2016/12/09 9:01

3. 
エロいポチを押しました。
恥ずかしいわ(*ノ▽ノ)

2016/12/09 7:23

2. 流石は小説家!

他のワクワク日記とは一線を画してますね。

因みにこの話の何%くらいが実体験ですか?

2016/12/09 6:42

1. 
浴衣って良いですよね!щ(゜▽゜щ)

なんとなくエキゾチックなイメージです(^-^)v

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…