二人の体は1ミリの隙間なく密着しています。私は彼女の頭を撫で撫でしながら肩を抱き、左右にユ～ラユ～ラ揺れ動きます。
まるでハンモックに乗っているようです。二人の体が揺れるたび、ムードがどんどん高まっていきます。

私は彼女の髪をサーッと撫でながら、彼女のおでこに軽いキスをします。
照れ笑いするSさん。再びユ～ラユ～ラする二人の体。
もう一度おでこにキス。
ニコッと甘い表情を見せる彼女。
甘いムードが漂っています。
次は唇にキス...。と見せかけてお鼻にチュッ。
彼女は期待を裏切られたような表情をしています。私は彼女のほっぺを撫で撫でしながら、彼女の唇をジッと見つめます。指先で唇をサワサワしながら彼女にキスの予感を感じさせます。

唇をサワサワされた彼女は目を何度もまばたきし、恥ずかしそうにこちらを見つめます。唇をヒクヒクさせ何かを訴えているようです。
「カプッ」彼女は私の指を咥えようとしますが、私はすかさず指を回避します。
そして再び彼女の唇をサワサワし始めます。
唇を愛撫された彼女は再び口元をヒクヒクさせ、私の指を咥えようとじ～っと見つめています。
そして「カプッ」。惜しくも指に触れましたが咥えることはできませんでした。
唇にキス。と見せかけ今度はおでこにキス。まったく予想外の展開に、彼女の表情はトロんとしていました。

お互い目を見つめ合い、ニコっと微笑み合います。ワクワクドキドキ、甘いムードがさらに高まっています。
二人はおでこをくっつけ合い、緩んだ表情を見せあいます。
「ちゅっ」。不意に唇を奪われた彼女は興奮したのか、息が少し荒くなりました。彼女の息の音がスースー聞こえてきます。二人の唇が一つになっていたからでした。

続く·····