唇を離し、再びニッコリ笑い合う二人。
再び「ちゅっ」。
その瞬間、互いの頭がボンヤリし始め、とても心地いい感覚に襲われます。互いの唇が触れ合っている感覚、唇から伝わる互いのぬくもり。すべてが愛おしく感じる瞬間です。

二人の温かい息が交わり、Sさんと私の唇が一つになったことを実感させます。
私はキスしながら彼女の頭を撫で撫でしたり、髪をサーッと掻き上げたり、肩や背中をサワサワしていきます。さらに息が深くなるSさん。唇と全身から甘い快感がゾクゾク送られているようです。

さらに手を握り締めます。唇が一つに、手が一つになっていきました。
私は彼女の上唇を左から右へ「すーっ」とお口でなぞります。
Sさんの唇がヒクヒクしています。頭や背中を撫で撫でされながら、唇を愛撫される彼女はピンク色の表情をしています。息も荒く、頭がフワフワしているようです。

上唇の次は下唇です。右から左へ「すーっ」とお口でなぞっていきます。ヒクヒク唇を動かすSさん、そして唇をパクパクさせます。唇が触れ合っているだけなのに気分がどんどん高揚していきます。
「はぁ...はぁ...」
唇が触れ合っているだけで二人の息が荒くなっていきます。彼女の唇はヒクヒク、パクパクし、時折チョロンと柔らかい舌が出ているようです。二人は互いの舌をなめらかに絡ませ、手で互いの全身をサワサワし始めます。

二人はキスをしながら、互いの体を貪るように両手を這わせます。唇から伝わる快感、手から伝わる快感。あらゆる快感が彼女を襲い、理性がどんどん壊れていくようです。互いの存在を確かめ合うように、手で様々な部位を触れ合います。

私はキスしながら頭を撫でたり、背中をさすったり、太ももをサワサワしたり。彼女の本能に訴えかけるように愛撫します。Sさんはさらに大胆になっていき、キスの動き、手の動きが荒々しいものになっていきます。気づけば二人はベットに横たわり、時間を忘れて求め合っていました。
やがて二人の唇が離れ、「はぁ...はぁ...」しながらニコッと笑い合います。私は彼女の頭を撫で撫でして、ぎゅ～っと抱きしめます。体が守られ、とてつもない安心感を彼女は感じているようです。抱きしめていると彼女の呼吸音がスースー聞こえてきます。
とても穏やかな音です。

そして私は·····