これは少し前のある所のある少年の話。



その少年は中学生の時、バカみたいに笑ってばっかりてした



いじめられても、それに気付いてないかのように笑って



友達に裏切られても笑って『裏切らせてごめんね』と言い



泣いてる人に『笑お？』と言い『お前みたいに気楽じゃないんだよ』と怒鳴られても『ごめんね』と微笑む少年でした





でも実は…



両親は借金にまみれてどうしようもなくなり自殺してしまい



知り合いのおじさんの家に預けられていて

そのおじさんに虐待を受けているその少年がなぜいつも笑ってるかと言うと…



両親が笑えない分僕が笑うと言うこれまたばかげた理由



そんな少年にも中学３年生になり１人の親友ができたのです



その親友は少年の全てを受け入れてくれて少年のために泣いてくれました



そして少年も親友の前だけでは涙を流しました





ですがその親友も少年を裏切るのでした…





そしてついに少年の笑顔にも限界が来てしまい自殺を考え独り踏切の前に立つのでした、最後の力を使い笑ってるのですが涙が止まりませんでした



そして終電が来ました



少年はサヨナラと呟き線路に入ろうとした時



誰かに腕を思いっきり引っ張られてその場に腰を降ろしてしまいました





後を向くと



そこには同級生の女の子が居ました



少年はもう笑顔を作る力はなく泣き顔で『何でだよ！何で止めるんだよ！父さんと母さんの所に行かせてくれよ！じゃないと僕…もう笑えないよ…他人の前で…涙何か見せられないよ…』と叫びました

すると女の子は『今あんた泣いてるよ？アタシ他人じゃないのかな？アタシは裏切らないから、一緒に笑ってやるよ』と女の子は言いました



その後、高校で少年は本当の自分をだしていきました



それから５年たった今では結婚をして友達も沢山できて平凡にくらしています。





そして僕が先日

奥さんにこの話をした所



『そう言えばあの時アタシがアンタの手引っ張ってなかったらアンタ死んでたね』と笑顔で話しましたとさ