いつの日からか、空を見なくなった

あんなに、真っ青でもくもくとした綿あめみたいな雲

外に出ては携帯でパシャ

貴方が居なくなった日も晴れやかな空に太陽


気づくまで、ずっと信じていた

遠い過去も今も変わらず空は青く澄み渡り

太陽もジリジリと肌を刺す

日傘をさして空も太陽も見えなくして

あの道を歩く


雨傘に落ちてきた雨は私の涙

ポタポタと雫が地面を叩く

思い出の沢山詰まった夏はキライ

何年経っても、思い出が心を抉る

海釣り行ったよね真っ青な空と太陽と打ち返す波の音


バーベキューもしたよね

暑い陽射しの夏

最後に私の行きたかった場所に旅行も連れて行ってくれたよね

沢山美味しいもの食べさせてくれた


そして、二度と私の前に姿をみせなくなった

その日も真っ青な空と綿あめみたいな雲だった