広島平和記念資料館
広島３日目
本日の資料館と原爆ドームは
今回の広島旅行の
一番の目的地だ
私はともかく
息子を連れて来て
なにがしかを
感じて貰いたかった…
じっくり見学するつもりで
平和記念資料館へ行った
宿泊しているホテルから徒歩数分
本館は改装中で
改装の済んだ東館に入った
1945年８月６日８時14分
を指した時計の針は止まったままだ
アインシュタインの報告書…
その前で、わが息子の足は止まり
食い入るように読み浸っていた
リトル ボーイの模型…
Ｂ29…
開発した科学者たち…
日本が降伏するまで
原爆をもっと投下し続けようと考えたアメリカ…
砂漠での実験はすれど
人体への具体的影響不明瞭で日本に投下した…
せめて事前告知を
と求めた科学者らの進言は押し戻された
熱線
放射線
爆風
3000℃もの熱が
人びとを溶かした！
3000℃…想像できない
身の回りでは
オーブンの250℃程度だ
火葬場の炉の温度を調べた
800～1000℃らしい
遺骨を白く残すためと
炉を守るためにそれ以上はできないそうだ
火葬炉の３倍以上の熱線に
人びとは全身を覆われた！
爆風で
広島城は崩れ落ち
材木の山と化した
投下目標の相生橋からずれ
直撃された、島病院
原爆ドームの直近だ
患者、医療職員、全員が即死！
被爆体験者の貴重な証言ビデオの数々…
…つらい…
町の上に爆風が拡がる模型の前で
足がすくんだ
…こわい…
展示パネルの数々…
原爆以前を写したパネルで
午前五時半からの○○嬢の声楽発表会…
のような立看板を垣間見た
随分と早い時間の音楽会だと驚いた
…当時の生活時間が
現代より相当早かったのか、、
原爆の８時14分は
すでに暮らしの歯車が
しっかりと動いている時間帯だったと伺える
だから
親子、家族が離ればなれで
遺骨さえ、抱くことが出来なかった…
学校で被爆した小学生らと先生方…
被爆前の子供たちの無邪気な笑顔に胸が痛む！
全国から集められた学徒動員の中、高、大学生ら…
勉学も青春も棄てて、国の未来のために
工場で働き、ミシンを踏んでいた若者たち
抱いている乳飲み子の死を認められず
眼を開けて！と叫び続ける若い母親の姿…
13歳の息子の行方を探して
その制帽とベルトだけに出会う父親…
その地獄の中に
自分だったら立ちおおせたであろうか？
胸が締め付けられ
息が吸えなく感じた
何故？何故？…
日本なのか？
広島なのか？
戦争を終わらせるには他の道は無かったのか？
何故一般人の
子供たちにこんなむごいことができたのか
苦しくて、涙が止まらなくて
全てを見学するには気が遠くなる想いで
途中で切り上げるしかなかった
一回ではつらすぎてとても見きれない…
また来よう…
見聞きした思い出せる限りを
ここに書き残したい
残酷、とか、恐ろしい、とか
その他どんな言葉にも表し切れない！
息子と見学できて
本当に良かった
東京に生まれ育つと
広島は遠いところ
書籍やメディアでは触れても
『自分の眼で耳で肌で』感じることが必要だ！
広島の強いられた犠牲のうえに
今私たちは生きている
戦後72年間、日本は戦争を１度もせず
戦争を恐れずに生きてこられた！
これは易々と手に入れたものではなく！
広島の人びとの苦しみの故に得られた！
忘れてはいけない！
戦争が無い、ということを
全員で護っていきたい！
日本中の全員に訪れて欲しい！
そして
世界中の人々に
人生の早い時期に
一度は訪れて
知って
欲しい！
※３枚目の写真は、投下目標となったT字型の相生橋(あいおいばし)の現在
コメント
2017/10/25 0:27
10. >>9 成さん
成さんは１０年も前からそのように危惧されてたのですか。それも凄い事ではないでしょうか。そう言えば、２０年ほど前の米映画で、地球上がほぼ海水で覆われる未来映画を観ました。南の島が近い将来国諸とも水没する問題が実際出てますよね？どういう理由で地球の表面に生物が居られなくなるかは分かりませんが、数年前、地下で人類が暮らすと言う話も聞いたことがあります。もし先進国の特別な人達だけが火星に移住したとして。富裕層出来れば一般市民の多くが、何らかの方法で生き延びるアイデアが密かに検討されていることを期待します
返コメ
2017/10/24 23:58
9. >>8 メグさん
う～ん。分からないけど…？？？
でもきっと、かなりのレベルにいる大きな力を持った人間達が何かしらの相当強い必要性を感じたから（冷戦時代の米ソのような対立の必要性も無く、先進国が協力し）あんなにも無謀と言える火星へのミッションを計画し動き出した…んじゃないかな。と思わざるを得ないよね。
そう考えると悲しいかな、我々一般人はその大いなる計画（？）の一部にすら入れてもらえてはいない気がする。もうかれこれ１０年以上前から、そんな残念で悲しいことが現実なんだろうなぁ…などと俺は思ってます。（涙）
返コメ
2017/10/24 22:46
8. >>7 成さん
まぁ！それは大変な事です！次世代は？どうすれば生き延びることが出来るのでしょう？火星に移住とか？
返コメ
2017/10/24 22:28
7. >>6 メグさん
日々何気ない所で何気ない時間に、どちらかというと「とっても大事な事はひっそりと（？）発表」されたりするもので…
数十年前にNASAが「あと百年以内に地球の表面で生物の生存は難しくなる」と発表されてました。まだ温暖化などが一般では耳にしない頃。その後もあちこちで沢山の動物が絶滅危惧種入りや実際に絶滅していき、食用とされる魚は急激に減少の一途を辿り、飲料水を確保する為の戦争も噂され、さらに空気汚染などなど…
このペースを様々な機関が未来を計算すると我々世代で終わる可能性の高さを示し…（？）
返コメ
2017/10/23 20:37
6. >>5 成さん
コメントありがとうございます。
全く同感です。知識や脳が発達しても、知恵が追い付かなければろくなことはありません。戦争が不幸なことは考えるまでもなく解ること。昨日の選挙で与党が過半数を得、憲法が改悪されそうな今日、自分に何が出来るか？子どもの世代に何を遺せるか？それは、大袈裟なことではなくて、日々のありふれた日常、若しくは己の生きざまなのかも知れません。
返コメ
2017/10/23 20:27
5. 世界で唯一の被爆国の被爆地の人類史上稀で貴重な現地の記録。ですからね…
戦争がどれほど残酷で、放射能を利用する爆弾がどれほど威力があり、その効果が続くその後がどれほど悲惨なのか？現在の最も威力がある核爆弾は、広島型の約３３００倍もあります。
地球の生物の中で唯一、生きる為でもなく共食いならぬ殺し合い、自らの生きる環境をも破壊し続ける知的生命体（本当に知的？）の人類。それぞれの私利私欲を満たすが為に、いったい何をどこまですれば気が済むのか？脳を発達・進化させるとろくなことしない気がする…
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2017/09/06 20:34
4. >>3 りんどうさん
はい、アメリカとソ連の関係性が強く影響したようですね。昭和３０年以降に生まれた私たちは、戦争とは無縁で育ちました。良く分からない、が正直なところです。でも、その犠牲の上に現在の暮らしが成り立っています。『無関心』が一番いけない事だと考えます。
返コメ
2017/09/06 17:05
3. 先ずは亡くなられた全ての戦争の被害に遭われた人々に黙祷します。自分が望んだ運命では無かった筈です。原爆は戦争を終らす為に落としたのでなく、落とさなくても日本の敗けは分かってました。戦争の後のアメリカの優位を保つためと、ソ連に見せつける為だと分析されてます。みんな悔しかったでしよう。
返コメ
2017/09/04 1:17
2. >>1 讃岐亭チヌ丸さん
はい、資料館の中でも、語り部の方に、ご高齢の男性と、私と同年代くらいの女性が、ボランティアで活動されてました。もっとお若いボランティアもいらっしゃるようでした。
戦後72年経った今でも、広島の人びとの苦しみは続いているのですよね。
返コメ
2017/09/04 1:10
1. 未来永劫、忘れてはならないメモリアルですね
体験した方々が一番、お辛いことでしょう。
語り部の方たちは、高齢者となり次世代に受け継ぐ若者の活動が始まったと聞きます。
返コメ