通ったことのない道を歩く

初めての歯科医院に掛かってみる

その近くで見つけた一軒のお店

『武蔵野うどん』

清瀬、所沢、川越、、、

武蔵野と云われるこのあたり一帯に引き継がれた

手打ちの地うどんだ

にこやかな年配のご夫婦が切り盛りする

小じんまりした手打ちのうどん屋さん

ご主人に柔らか目のゆで加減をお願いすると

間もなく、天ぷらとざるうどん、

そして、暖かい肉汁が出てきた

この肉汁こそが、武蔵野うどんの特徴の一つらしい

鰹(かつお)だけで取っためんつゆに

豚肉を煮込んだもの

刻みネギ、わさび、そして多目のわかめを

肉汁に入れ、茹でたてのうどんをさっと浸けて

ズズッとすすった…

おや？

玄米ご飯を頬張った時のような微かな『かおり』

どことなく懐かしいかおり

見ると、麺はほのかに暗く、真っ白でない

もう一度すすってみる

うどんが微かにかおる！美味しい心地よさ♪

注意を舌と鼻に集中させないと

気が付かないくらいの微かなかおり！

伺うと、かおりは気のせいではなく

漂白していない黒ずんだ粉で作っているので

玄米に似た風味があるそうな

かおりに気付いた事で

逆にご夫婦にとても喜ばれた


暖かい肉汁もゴクゴク飲める

うどんを半分ほど頂いたところで

お店のお母さんにお許しを頂いて

スマホで写真を撮った


あっという間に平らげると

別腹用に…(笑)

お母さん手作りの

『かぼちゃケーキ』とコーヒーが来た(^3^)/

セットをちゃんと私が頼んでおいた(^-^)v

お粉を一切使わず

かぼちゃを粗めに潰した舌触りがまた良い！

オーブンで焼いてあるそうだが

しっとりしていて美味しい

これだけで立派な喫茶として通用する代物(しろもの)♪

こちらは食べ終わってから

写真を忘れていたことに気付いたf(^_^)


今日は思いがけず、嬉しい出会いがあり幸せ♪

うどんもケーキもコーヒーも

ご主人とお母さんの

暖かくて、優しい思いが

それぞれのお味に

ふんだんに混ぜ込まれていた

幸せいっぱい、お腹もいっぱいで

家路についた