落葉樹
60代半ば  東京都
2015/11/01 0:43
落葉樹

はらはら はらはら
紅葉した葉が舞い落ちる
日ごとに枝が薄着になり
やがて枝だけが残る。

春の青葉が繁っていた日を想う
光り輝く命の力強さ
さまざまな雨風を受け流し
やがて青葉は色づき始める
ある日、一枚、また一枚と
色付いた葉はふわりと枝を離れ
地面に休む

紅葉が美しい?
なんと無情なことか
それとも、永遠のほうが無情なことか

在るがままを受け入れるしかない
人はこの自然の中で生かされている

ある者は言った…
私は裸で産まれ
裸でかしこに帰ろう

すべては創造主から頂いたもの
時も物も自分のもののように思ってる。
しかし違う、自分のものは1つもない
自分の生き死にすら
どうすることも出来ない…
すべては頂いたもの、
私達の幸せのために
最善のものを、命を。
充分に頂いている。
感謝の想いがふつふつとわく…

すべてのことには時がある
それも感謝。
決して、無情なことではない
だから、その時が来るまで
道に外れたことを一つ一つ悔い、
道を正して真っ直ぐに、
精一杯、そっと優しく、生きよう。

秋の日の
想い…
感謝…

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