answer
いかりの正体は かなしみ だそうだ
それは否定であったり
それは無関心であったり
それは侮辱であったり
それは軽蔑であったり
其れ等を 受け入れられないとき
それは かなしみとなり
いかりへと変わる
其れ等に 人は 抗う
だから 時として 互いに弾けてしまったり
だけど そのいかりを
時間の流れと一緒に 胸の奥に沈めて
耕していく
何度も 何度も 耕す
しずかにしずかに 自分と向き合う
すると 芽が出る
いかりは かなしみへ 正体を現す
そして いつの間にか
それは不思議と 遠くなっているんだ
遠くなったいかりは かなしみとなり
もっと もっと遠くなると
せつなさへと変わる
すると 不思議なもので
人は其れ等を 受け入れる事ができるようになる
せつなさはかなしみよりもあたたかいから
それと 時間っていう あたたかくて つめたい
不思議なちからもかりてね
たしか昔 大学のせんせ-が言ってた気がする
今はなんとなく 解る気がする
どんなかなしみも
自分のからだの一部のように
愛せること できれば いいのにね
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