やっぱりだ
居候君が神妙な面持ちで、私の前に座ります
「お話しがあるんですけど…」
「はい、なんでしょう?」
「アパートのことなんですけど、月末までに引っ越すことが難しいんです」
「それで?」
「電気屋に預けてて今月末に受け取る約束の、冷蔵庫や洗濯機や電子レンジを、僕の部屋に置かせてもらって、アパートに入れるまで、今まで通りにここで生活させてください」
やっぱりね…
そうなるよね…
図々しい…
「12月に、『試験に落ちたからもうちょっとの間、おばちゃん家においてください』って言ってから、住めるところを探していませんでしたよね?」
「はい」
「もうちょっとって、あなたにとっては何ヵ月のことですか?」
「…すみません」
「探さなかったら、引っ越しできるわけですよね」
「はい」
「お父さんは、なんて仰ってるんですか?」
「おばちゃんと相談しなさいって言ってます」
「はぁ?!あなたの一族は、いつも自分勝手なお願いばっかり私に振ってきますが、あなたは自分勝手な生活をして、私の言うことを全く聞きませんよね?」
「…すみません」
うつむいたまま、顔を上げずに呟くような声で言います
「まったく、も~ぅ!」
そう言いながら、考えました
ん~
印籠のように『6月末で出ていく約束』を振りかざしたら、周りからどう見えるのだろうか
ん~
「ほんの2~3週間を我慢できずに、追い出した」とか、「おばちゃん、鬼やね」って、言われるんじゃないだろうか
ん~!
「わかりました」
そう言う選択肢しか、ない気がする…
考えなしの行動をし続ける居候君から、迷惑を被り続けています
「わかりました。夫に相談しても『あと2~3週間のことなら、置いてやれ』って言うと思うから、置いてあげます。夫に感謝しなさい」
「ありがとうございます!」
顔がパッと明るくなりました
何人かから、「6月末に出ていくわけない」と言われていました
信じてみたけど、やっぱり裏切られたよね
本当はもう、私のメンタルが無理なんだけどなぁ
コメント
2017/06/22 17:13
4. >>3 ときさん
こんにちは
居候ってくらいだから、お金を払うこともしないんでしょう?
居心地がいいんでしょうね…(~_~;)
私は、言いたいことや代わりに支払ったお金は、大きめの文字でメモを書いて、見えるようにテーブルに置きます
口うるさくすると、少しは変わるかもしれませんね
返コメ
2017/06/22 14:37
3. 居候君が居るんですね!
俺も居候が二人もいますよ!
親子ともども、何回も出て行けって言ったけど居すわりつづけてますよ・・・汗
もうすぐ俺が出て行こうか悩み中です・・・
返コメ
2017/06/22 0:52
2. >>1 たかさん
こんばんは
気遣っていただいて、嬉しいです
ありがとうございます
でも、『追い出す』より『送り出す』方を、選んだの
もう少し、頑張ろうと思います
返コメ
2017/06/21 23:06
1. ここできっちりと約束を守らせて出ていかせるのも、長い目でみたら居候さんのためになるのでは…等と思ってしまう俺は酷い人なのかもしれませんが…
今までのゆめさんの振る舞いを見ている人ならば、ここで追い出してもゆめさんを鬼と罵る事はないのでは?と思いますよ。
人に優しくし過ぎて自分を犠牲にしないでくださいね(´Д`;)
返コメ