ぶどう園で、10種類以上のブドウを試食して、買って帰るブドウを決めた後に、一皿に冷凍ブドウ３種類が盛られて、テーブルに置かれました

「１種類ずつ、１つずつね」
オーナーさんの、サービスです

私は、お気に入りのブドウ『紫玉』を半解凍で食べたくて、それを食べずに席を立ちました

贈答用を注文して、いろいろな種類が入っているお徳用袋から、自宅用に３袋選びました

振り返って目に入ったのは、種と皮の入ったお皿でした

私の紫玉がありません

「はぁあ？！私が１つ残しておいた、黒いブドウは？」

みんなが、目を丸くして顔を見合わせます

全員の答えは「食べてない」です

「はあ？食べてないのに、なくなるわけないでしょ？！」

みんなが、それぞれの顔を見ます

心当たりのある人は、「ごめんなさい」って言いたくないらしい…

「ブドウが１粒、自然消滅するわけないでしょ？」
畳み掛けます

全員の答えは、「知らんよ？」です

「残しちょってねって、言わんからよ」
夫が呟きます


あ～ぁ、またヤられた

計算できずに食べる人は、１名しかいません

子育ては完璧なのに、夫育てに失敗しました