VS バカチン
今週の半ばに、私が元居候に言付けた和菓子を、元居候が自分で買ったように装った件で、出先で彼に会って話している時のことです
「俺に預けずに、送れば良かったじゃないですか!」
あ~、バカチンの逆ギレ
「じゃあ電話してきた時に、お礼を言ってそれを持っていく約束をしたのは、どうしてですか?断れば良かったじゃないですか!今から、アパートに置いてある和菓子を持ってきなさい」
ウソの上塗りを考えている顔が、私を見つめます
「捨てました」
「持って行く約束の物を、勝手に捨てて良いわけがないでしょう?」
「和菓子のお金は払いますから!」
「道理の通らないことを言いますね。じっくり話したいから、お仕事終わりにうちに寄りなさい」
ウソをつき通せなくて、考えすぎて頭痛がし始めた元居候がわめきました
「もう、おばちゃんとは話はしないし、家にも行きません!」
「わかりました。土曜にアパートに集金に行きますから、お金の支度をしておきなさい」
今朝、届けずに捨てたと言う和菓子代金を、アパートに集金に行きました
アパートの駐車場には、違法改造車が停まっています
警察に捕まってしまえ!と思いながら、ドアのチャイムを鳴らしました
和菓子代金のケリがついて縁切りと、にこにこしている元居候に言いました
「前から言い続けていますけど、うちの前の道の車のオイル漏れのシミと、原チャリのスタンドの形のサビを、さっさと消しなさいね」
顔が強ばって、唇を噛んでいます
「それから、車検証の住所変更が済んでないですよね?お引っ越しして1か月近くになりますが、いつまでうちの住所を使う気ですか?」
畳み掛けて言いました
「あなたは『おばちゃんの家には行かない』って言いきったから来させません。息子を頼みに来たから預かったのに、8か月もお世話させてお礼も言えない父親に、消しに来させなさいね」
「…わかりました」
「いつまでに終わらせるのか、日付けを決めてください」
「水曜までにやります」
父親に相談もなく勝手に決めましたが、彼を信じることにしました
水道を使われては嫌なので、外に3か所ある水道の蛇口の、回す所を外しました
私は、お人好しに見えるらしいけど…
実は違います