世間は狭い
うちに居候していた男子が出て、1か月半過ぎました
私はLINEがブロックされて、携帯を鳴らしても出ません
何をしてもらったかということは忘れて、これから利用することはないということでしょう
ややこしいことに巻き込まれなくて、それはそれで幸せなので感謝しています
この話を聞いたうちの子どもが、試しにLINEを入れました
返事がありました
うちの子どもは車に詳しいので、居候の車をいじる時は、工具持参で手伝わされていました
ふぅん…
まだ手を切る気はないようです
別の子が、「誰かがトラックから手を振るなぁと思ったら、たぶん居候な気がしたから、仕方ないから手を振り返したよ、たぶん居候よ、たぶん」と報告にきました
トラックのデザインを教えました
「そんなだった」
「知らないトラックから手を振られても困るね」と言うと、「それっちゃあ!」と眉を潜めます
この子も車に詳しいし、修理工場にツテもあります
ふぅん…
違法改造車のメンテナンスもカスタマイズもできるうちの子は、まだ利用価値があるから手を切る気はないということでしょう
先日、1年ぶりに、子どもの中学からの友達が話にきました
離婚相談でした
しょっちゅう遊びに来ていましたが、子どもが家を出てから来ることが減りました
「結婚相手はこういう性格なのでは…」という話から、感謝を知らない元居候の話になりました
「お母さんの所を出て、今はどこにおるん?」
子どもの友達が聞きます
アパートの場所を説明しました
「え?」
分かりにくかったかと、もう1度詳しく教えました
「それ、俺が嫁と住んでるアパートよ」
今度は私が「え?!」と、なりました
「7月下旬に引っ越してきた」
「そうよ」
「シルバーの車と原チャリと、高校の登校許可シールが貼ってあるチャリンコ?」
「そう!」
「隣の部屋だ」
アパートを知っているうちの子どもは、「聞きながらまさかと思ったら、やっぱりだった」と、大笑いです
「あの子には『台所洗剤でいいから、名前を書いたのし紙を付けて、お引っ越しのご挨拶に配って回りなさい』って言ったんだけど?」
「うん!なかったね!」
「やっぱり、言うことを聞かないんだ…」
「今度見かけた時に『お母さんの所の2階におったんてね』って言ったら、驚くやろうね」
笑っています
世間の狭さを、実感しました