独り暮しのご高齢のご老人と、お知り合いになりました
　
先月半ばの雨の日に、「ちょっと見ないと、あっという間に大きくなるから…」と、30cmほどの長さの太いキュウリの入った袋をいただきました

なんだか良い香りがします

袋からキュウリを出すと、下から完熟梅が出てきました

キュウリの重みで、かなり潰れていました

（あぁあ！入れ方が逆！）
言葉には出せません

お礼を言って、春に冷凍した葉わさび漬けと数日前に作ったりんごジャムと、作り置きの梅シロップをお返ししました

葉わさび漬けを見て、嬉しそうに微笑まれました

「お好きですか？ご飯が進みますよね」

これが、物々交換の醍醐味でしょうね


キュウリは娘婿が大好きなので持って行って、潰れていない完熟梅でジャムを作ることにしました

作り方を検索すると、砂糖の重さは種と皮を除いた実の４～８割と書いてあります

他のフルーツは3割しか入れませんから、８割も入れるのは勇気が要ります

だって、食パン１枚にお砂糖大さじ１杯を毎日食べたら、ヤバいでしょ！

味見をしながら、重量の半分までお砂糖を入れました

どんなに入れても、酸味に負けて甘さが変わらない気がしました

甘酸っぱいならいいけど、酸っぱ甘い仕上り

やらかした…

捨てるのは勿体ないし、だからって誰かにあげられる自信作じゃないし…

私用に、冷蔵庫に入れました


先日の夜に娘と孫が来たので、梅ジャムを試食してもらいました

「ばばちゃま、おいしいよ！」と、孫が言います

「前にもらったサクランボジャムやりんごジャムで、ケーキを作ったよ。これも、ケーキに合いそう！」と、娘が言います


（ふぅん、ケーキを２回も作ったのね
カケラも届いてないけどね

相談事があると夜中に押し掛けて来るんなら、ケーキを焼いた時に、ほんの少し持ってきてくれてもいいんじゃない？

いや、どうしても食べたいわけじゃないのよ
でも、気遣いって、そういうことじゃないの？
グレるぞ！）

頭の中で、グダグダと文句を言います


帰る時に、梅ジャムは持たせませんでした

私は、とても意地悪な婆さんになりました