岡山まで車で行って、夫と一緒に熊野を旅行しました
　
初日は、本州最南端まで、観光しながら下りました

円月島や白浜海岸を見て、千畳敷を散策して、三段壁ではエレベーターで下りて、日本一大きな弁天様を拝みました

紀伊大島で樫野崎灯台を眺めて、本州最南端の潮岬でタワーに上って丸い水平線を堪能して、夕刻にホテルに着きました

ホテルの中のお店に、御朱印帳がありました

「５％オフだし、買っておけば明日が安心じゃない？」と、夫が言います

私は、お瀧がデザインされた飛瀧神社の、限定品の御朱印帳が買いたかったのですが…

言われるままに、レジの横に並べてあった、金色の八咫烏（やたがらす）のデザインの、藍色の御朱印帳を買いました


翌日は、ハードスケジュールでした

那智の滝の社務所に、やっぱりお瀧のデザインの御朱印帳がありました

私が買った御朱印帳の、倍くらいの厚みです

私が欲しいのは４か所だけですから、八咫烏の御朱印帳で良かったと思いました

お詣りした後で、社務所で「お願いします」と、お初穂料を添えて差し出しました

受け付けの人が受け取って、パラパラと開いて顔を上げて私を見ます

「一番最初に、こちらの御朱印がいただきたかったんです」と伝えました

「ありがとうございます」と、にっこりされました

「こちらこそ、ありがとうございます」

那智熊野大社では「２つですか？」と言われたので、よくわからずに「はい！」と答えて、見開きで御朱印をいただきました

青岸渡寺では、私の順番がきた時にご用で席を外されて、少し待たされました

戻って来られて、「どちらから来られました？」と話しかけられました

「山口から参りました」と、少しどぎまぎしながら答えました

次に、熊野本宮大社で御朱印をいただきました

書いていただくのとは別に３枚を買いましたが、その内の１枚は、御創建二千五十年記念の金色の文字です

墨跡鮮やかとは言い難い雑な楷書で、少しがっかりしました

「これはこれで、味のある仕上がりだ」と、思うことにしました

16時を回ってから、高野山奥の院で御朱印をいただきました

間に合った～！

欲しかった御朱印が揃って、私の御朱印帳は完成です


「このお宝は、棺桶に入れてもらう」と言いながら、バッグに仕舞いました

夫が、笑いながら言いました
「万年ばばぁだから、棺桶は要らないだろ？」

失礼な…

妖精じゃないんだから、万年ばばぁだって棺桶が要る日がくるでしょ？！