ロゴだらけのブランドバッグは、持ちたくありません
　
なぜなら、それらは私がとても苦手な人の、お気に入りのブランドだからです

私が好きなブランド名は、何度も夫に教えてあります


ところが、夫からの今年のクリスマスプレゼントは、COACHのハンドバッグでした

袋から取り出した瞬間に、固まりそうになりました

えっ？！どうして？！

夫のことだから、私が嫌いなブランドだと言ったことを忘れ去って、形が気に入って買うことにしたのだと思います

あの人の表情を思い出す…
あの人の言葉を思い出す…
あの人の甲高い笑い声を思い出す…

楽しい気分が消えて、泣きたくなります

場を白けさせてはいけないので、笑顔を作って心を隠してお礼を言いました

自慢気な表情で、夫が頷きます

やっぱり忘れてるんだわ

そうっと、入れてあった袋に戻しました


クリスマス会の後片付けをしながら、お風呂の用意をしながら、寝る前のお休みの挨拶の時にも、どうしてこれを選んだのか聞きたくなります

でも、止めます

文句を言っているように受け取られて、機嫌を損ねて当たり散らされるのが目に見えているからです

見えなければ、忘れてしまえるかも…

押し入れに吊るしてある、ハンドバッグの収納袋に入れました

無かったことにして、立ち直るのに３日かかりました