働かされ方
定年退職年齢が65歳に延長されたので、夫はまだ働いています
定年後を考え始めたタイミングで、定年がどんどん延長されました
マラソンのゴールが見えてきた時に、どんどんゴールテープが遠ざかるようなものです
どんな罰ゲームより、キツい気がします
もっとキツいのは、退職者が出て仕事量は増えたらしいのですが、お給料は25%カットされたことです
定年退職させてもらえない人に、仕事は同じ事をさせてお給料を減らそうなんて、誰が考案した何て法律なの?
『働き方』なんて自主的な表現じゃなくて、有無を言わせぬ圧のある『働かされ方』
60歳を過ぎた人達の、働かされ方を改革してほしいものです
定年退職後は、ツアー旅行三昧のはずでした
踏ん張りが利かなくなった65歳の体では、歩くことの多い旅行は諦める事になりそうです
楽しみにしていることができない老後なんて、何のために生きているのか、わからなくならない?
お給料をカットするなら、仕事量も25%カットしてくれれば、老体に『ムチ』ではなく『シップ』を貼って、ガシガシと働かなくても済みそうな気がします
それなら、定年まで働きながらでも、趣味に時間を使えるかもしれません
定年退職日までに退職すると、もちろん自己都合退職になります
理不尽だと思いながら、定年日まで働くしかないのでしょうか
自己都合退職では、退職金は当てにするほどないだろうからと、夫は辞める気はなさそうです
お給料がカットされた翌月から、他の人に仕事を振り分けて、自分の有給を消化しながら働いている事務員がいます
有給消化は権利ですから、間違ってはいないと思います
私は「真似したら?」と言うのですが、夫は違います
周りは逃げ回るので、「手伝ってくれる事務員が3人欲しい」と言いながらお勤めしています
一人でやり続けて、スパッと定年退職する考えのようです
夫を便利に使い続けたツケは、社長でも社員でもなく、後任の人にいくだけです
その人がかわいそうだと思うけど、それでも何とかなっていくのが、会社のシステムなのでしょうね
早く単身赴任を解いて、こっちの事務所に戻して欲しいという私の願いが叶うことなく、定年退職日を迎えそうな気配です