よく見てなくて
夫のお財布が、クレジットカードとスタンプカードと診察券でパンパンです
「ペイペイのキャッシュバックが大きい時に、クレジットカードケースを買おうと思うんですけど…」と、電話をしました
「おぉ!いる~」
「カード入れだけと、小銭入れと一緒になってるのと、どっちにします?」
「小銭も入れられる方だねぇ」
「わかりました。私はカードだけのを買いますね。じゃあね」
いつもなら私の用件だけで終わるのですが、珍しく夫が話を続けました
「あのねぇ、郵便がたくさんあるよ」
「あ!税務署からの転送葉書?」
還付金の振り込みのお知らせが届いたのかと、ワクワクしました
「いいや、保険会社」
あらま、がっかりです
「アパートの火災保険の、申込み手続き用紙ですね」
「それと、クレジットカード会社」
「お願いしていた、住所変更の書類ですね」
「それと、年金」
「え?」
「あのねぇ、開けてみたんよ~」
あら、珍しい。普段はポイッと放置するのに?
「はい」
「印鑑が押してなかったらしいんよ~」
「あれ?」
「オレが書いた字なんだけどぉ…」
転居に際していろいろな書類を書かせたので、押印漏れは自分のミスだと思っているようです
「あ~ら、確認不足でごめんなさい!今度行った時に、押して出し直します」
「おぅ!」
気が楽になったようで、声が明るくなりました
住民票の添付だけを念入りに確認して、書類の確認不足をするという不手際でした
こまめに夫のアパートに通っていたら、ちゃちゃっと片付けられることなので、おっちょこちょいがバレなかったかもしれません
もうちょっと、こまめに行くべきかしら