晴天の共同作業
60代前半  山口県
2020/03/22 22:07
晴天の共同作業
昨日の晴天の中で、植木鉢の木の植え替えをしました
 
「なんで、土いじりするのに新しい軍手を使うん?!」

私が新しい軍手を使ったので、夫が文句を言います

「古いのは、汚くてイヤだもん」

呆れた顔で見られましたが、取り替える気はありません

諦めた夫が、スターフルーツから取りかかりました

土が固くて、なかなか抜けません

あ~ぁ…

夫が考えなしに揺すったせいで、エアコンの室外器に当たって、伸びた新芽が2本折れてしまいました

枝の脇から、また新芽が出てくれることを願います

次は、アテモヤ2鉢

1メートルほどに育った木を抜いたら、ヒゲ根が植木鉢の形のままでした

「頑張ってたんだねぇ」

小さな木は、別の鉢に植え直しました

みんな、大きくなぁれ!


一昨日のデザートで食べた時に、パッションフルーツの種を50粒ほど取っておきました

最後の植木鉢に適当に撒き散らして、うっすらと土を乗せました

芽が出ますように~!

「雑だねぇ」と、夫が呟きます

「え?スターフルーツもアテモヤも、これで芽が出たもん!」

「はぁ…」

「そういえば、アテモヤちゃんは種の上下を見ずに土に突っ込んだから、芽が出る時に苦労してた」

また呆れてた顔をされました

「たくさん芽が出たら、どうするの?」と聞いてきます

「育ちが悪いのはそのまま枯れて、自然淘汰されてくよ」

「怖いねぇ。俺も自然淘汰されないように、気を付けよう」と、夫が大袈裟に怖がってみせます

「しっかり育ってるじゃん」と、お腹を擦ってやりました


お水を掛けようとして、思い出しました

「あ!ジョウロの底が割れてて、お水が漏れるんだった!」

お水をポタポタと足元に滴らせながら、新しい土の植木鉢に水遣りをしました


「新しいジョウロを、買ってね~!」と、パチンコに出掛ける夫を送り出しました

「勝ったらね~!」

「ふん!買う気、ないね?」と、閉まったドアに叫びました

新しいジョウロは諦めました
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