金曜から予定が詰まっていて、気忙しい３日間でした
　　
日曜は、12時半を過ぎて帰途につきました

「お昼ご飯のおかずは、スーパーに寄ってお総菜を買いましょうか？」

家に向かう車で、助手席にいる夫に聞きました

「食べたらすぐアパートに帰るから、寄らずに帰る」

不機嫌な声です

「じゃあ、有り合わせで何か作ります」

「カップラーメンでいいよ」

「え？」

「カップラーメン！」

「うちには、ありません」

「え？ないの？！」

「食べませんから」

「えぇ～？！普通、あるでしょ？」

「カップラーメンが食べたいなら、スーパーに買いに寄りましょうか？」

「有り合わせでいいよ、もう…」

「もうって、なによ！」とは言いません

イラッとしながら帰宅して、すぐにお料理に取りかかりました

新玉ねぎとハムとスクランブルエッグを塩コショウで炒めて、お皿に盛りました

新玉ねぎと乾燥野菜を入れた、お味噌汁を作りました

大きめの小鉢には、昨日の残りのマカロニサラダにシーチキンを足して、黒胡椒を振ってかき混ぜたのを入れました

予約炊飯で炊き立てのご飯に、味付け海苔を添えました

簡単ご飯は、30分かからずに出来上ります

「お箸を出してください」

携帯でゲームをしている夫に言いました

「え？！もう出来たの？」

あたふたと席を立ちます

「普通あるカップラーメンよりは、時間がかかったけどね」とは言いません

「はい」

お茶を注ぎながら返事をしました

世間話もない、殺伐としたランチタイム

「この玉ねぎ、美味しいね！」と、夫が話しかけてきました

彼はいつも、素材を誉めます

「美味しいのは、味付けが上手いからでしょ！」とは言いません

「新玉ねぎは甘いから、炒め物がいいんです」

「新玉ねぎかぁ」

夫の実家は農家なのに…

何を食べて育ってきたのか不明な、カップラーメンが好きな人です