体温計騒動
朝の情報番組で、体温計が売り切れているニュースを見た数分後に、夫からメールがきました
「こっちは売り切れてるので、来る時に体温計を3本買ってきてください」
何を言ってるんだか…
あきれながら身仕度をして、9時に家を出ました
お昼前まで走り回って、ほとんどのドラッグストアと、通り道にあるコンビニを覗きました
当たり前だけど、どこも売り切れ
学校も企業も朝の検温を義務付けてるんだから、あるわけないじゃん
テレビでは、体温計用の電池も品薄だと言っていました
思い付いて、ショッピングのサイトを開けました
国産メーカーは完売で、外国製の怪しい商品ばかりが表示されます
「まだ届かない」と苦情が載っているお店もあります
体温計サギもあるのね
夫に電話してどこにもないことを伝えて、会社の業務に差し障るのか聞きました
「従業員さんの?」
「うん。業者さんのね」
は?私は誰のために探し回ってるんだ?
「どうせ、持ってないのは独身者でしょ」
「そうそう!」
能天気な同意の言葉に、腹が立ってきました
「その人達の実家には2~3本あるはずだから、探して送ってもらうようにお伝えください」
「わかりました…」
私が怒っているのが伝わったようです
神妙な返答になりました
「1本しかなかったとしても、親が発熱したら病院で検温したらいいんだから、必要としてる子供に送ってあげたらいいのよ」
「はい…」
どんどん、声に元気がなくなります
「2時間以上、走り回ったんだぞ!」と言いたいところですが…
「もう探すのは止めますね」と、電話を切りました
その話を娘にすると、「うちにも遊んでるのが2~3本あるからあげるよ!」と言います
「家にもあるのよ。でも、体温が知りたい責任者が段取りする物だから、もう探し回るのは止めたの」と、お断りしました
体温計屋さんは、大慌てで増産しているのでしょうね
あ、電池もね
マスク同様、新型コロナが落ち着くころに、店頭に並ぶのでしょう