トレーニングに通う時間が取れなくなって、30歳を過ぎて筋トレ用の台を通販で買いました
　
腹筋と背筋はもちろんですが、上腕二頭筋や上腕三頭筋、大腿四頭筋や下腿三頭筋を鍛えられる、わりと本格的な物でした

甥っ子が欲しがったので、もう手元にはありません

だからというわけではありませんが、リハビリセンターのいろいろな機具を動かしてみたくてたまりません
　
隣に座った人と、楽しそうにお喋りしながら取り組む人もいますから、リハビリ時間も負荷のかけ方も自由に、腕や股関節や膝などを自分の気が済むまでリハビリができる機具が、８種類並んでいます

私が座ってみたいのは、自転車エルゴメーター
三輪車を漕ぐように、足を前に踏み出してペダルを回します

『膝に負担が少ない角度で漕ぐので、心肺機能の向上や膝の可動域拡大に効果がある』と書いてあります

効果を期待して、座ってみたいわけではありません
あの角度は幼稚園児のころ以来だから、１度でいいから漕いでみて、自転車と比べてみたい
ただ、それだけの理由です


たいていの人は、街中を自転車で観光するような速度で、グーングーンとゆっくりと漕いでいます

今日は、60歳後半くらいの年齢の男性が２人が、お買い物に行くような速度で、ギュンギュン漕いでいます

速度は画面に出んのかね？
画面をいろいろ触りながら、隣の人に聞いています

それ、見たいけど出んねぇ…
おふたりとも、残念そうです

猛スピードでペダルを回転させて、シュンシュンと音をたてて漕いでいる、70歳過ぎくらいのお年寄りを時々見かけます
まるで、競輪選手です

それはリハビリではなくて、まるでトレーニングです
うっすら汗をかきながら、真剣に漕いでいます


リハビリの取り組み方は、人それぞれ

私は、肩に電気を当てたり首を牽引したり、のんびりまったりしながら、他の患者さんのリハビリを眺めています