高速道路を、かなり高速で走行中のことです
　
前のトラックさんを追い越して、前方が開けたと思った瞬間に…

ドンッ！

「うわっ！なに？！何がぶつかった？！」

「鳥？いやいや、夜中に飛ぶわけないよね？コウモリ？いやいや、かなり大きかったよね？」

「何が起こったのか、よくわからないんですけど！」

「ゴミ？違う違う！何もない斜め前から、突然に飛んで来たし」

「やだぁぁ、ボディがヘコんだかなぁ…」

「ドンッて当たった！ドンッて～！」
独りでわぁわぁ言いながら、高速道路なので停めて降りるわけにもいかず、そのまま車を走らせました


見えたのは、『何か』が左斜め前から飛んできて、車の助手席辺りのどこかにぶつかって、後ろに消えていったこと

『何か』はどこに行ったのか…
直後にサイドミラとルームミラーで確認しましたけど、暗いし速度は速いしで確認できませんでした


突然現れた『何か』は、段ボールのような、繰り返し使った雑巾のような、薄い茶色でした
幅40cmくらいの、少しよじれたひし形に見えました

下関の片側３車線の幅広い道路を、大きな猪が走っているのを見たことがあります
宇部の奥で、雄キジが道路脇を歩いているのを見たこともあります
徳地の奥では、道端に大小２匹の猿が、座っていたのを見たことがあります

飛行系は、初めてだわぁ…

ゲンナリしながら、次のサービスエリアまで走って車を停めて、モバイルライトで照らしてみました

サイドミラーの裏側に、飛沫血痕があります
飛んできたのは、ゴミじゃなかった…
生き物だった…
最悪な初体験

あっ！
ふくろうかミミズクかも！
それなら、夜に飛ぶよね？
茶色っぽい色してるよね？
引き続きに車を走らせていて、フッと閃きました

ごめんね～
痛かったよね

死んでないといいなぁ…