腕の中で…
自分の子どもの病気が、難病とわかった時…
私の娘は、「元気な体に生んであげられなかった」と言って、自分を責めて泣きました
「子どもがその体を望んで生まれてきたのよ」と私は言いました
子どもを五体満足に産んで、成人まで無傷で育て上げることは、とても難しいことです
五体満足に生んでも自分がピアスを開けて、自分で金属アレルギーにしたバカ娘です
娘は親の心を少しずつ理解して、自分を反省しています
私に状況の説明に来て、張り詰めていた気持ちが解けたのでしょう
娘は涙をこぼしました
病院では、泣かなかったんたけどなぁと言う娘に、よく我慢できたねと誉めました
落ち着くのを待って、言いました
たとえ今は完治しないと言われても、お薬を服用すれば症状が治まるのなら、医学は進歩し続けるのだから、もしかしたら毎日お薬を飲み続けずにすむかもしれません
皆と同じことができにくいことを、周りの人たちに周知すれば、無理をして合わせずに生きられます
もっと早く見つけてあげたかったと、娘は言います
これがいいタイミングだったと、私は思います
私の心臓と胆嚢は、機能しない部分がありますが、親が気付いてくれたのではありません
重症のアトピーでしたが、それを診てもらうために病院に行ったことはありません
学校で辛い思いをしたのは、病気とわかっていたらしなくてもいい苦労だったことを、大人になってから知りました
「自慢の娘だわ」と、娘を誉めました
子どもに状況を説明する時には、にっこり笑顔で伝えなさいね
悲観的な表情を、見せてはいけませんよ
お母さんが微笑んでいること
家族がいい距離感で繋がっているのは、中心にいる母親が暖かい笑顔でいるからだと思います
まるで、太陽系のように…
わかってる~
そう言って、にこやかに手を振って帰っていきました
頑張らなくていいのよ
いつでも、泣きにいらっしゃいね
私の腕の中は『あなたが笑顔を取り戻す所』よ
コメント
2017/03/13 12:47
2. >>1 くにひこさん
こんにちは
ありがとうございます
でも…
どこの母親も、思いは同じだと思いますよ
返コメ
2017/03/13 12:38
1. 世界一のお母さんが
ここにいらっしゃる
目頭 熱くなります
返コメ