もうすぐリハビリを終わりにして、交通事故の示談をすることになりました


「これは、いつまで通っても完治しないの。だから、今月末でリハビリを終わりにしなさい。それ以降は、辛かったら、自分の保険で通いなさい。そのための慰謝料だからね！」
と、病院の先生に言われました

慰謝料って、そういう意味なのね…


同じタイミングで、相手の保険会社から連絡がきました

「打ち合わせをしていますか？」
そう聞きたくなるくらい、交通事故治療のことにお詳しい先生です
言うことを聞かないわけには、いきません

「治るまで、まだ通院なさってください」
保険会社の担当者さんから、ご親切な言葉をいただきましたが、先生の言葉を伝えてお断りしました

「弁護士さんと、話そうと思っています。打ち合わせの時間を取らなくてはなりませんが、用事が多くてなかなかお会いできません」
と、言いました

すると、慌てたように
「もう委任状を渡されましたか？」
と聞かれました
「まだ、私の保険会社に、弁護士さんの手続きができていません」
と言うと、安堵されたようでした

「良かった。委任状を渡されていたら、直接お話をすることができません」

あらま、そういうものなのね


それにしても…

事故の相手は、「人身事故扱いにしないでほしい」と言ってきた後は、何も言ってきません
そういうものなのでしょうか？

自分の家族が追突されて病院通いになったら、きっと火のように怒って、怒鳴り散らすでしょう
事故現場で、私を威嚇して警察官に怒鳴り散らしたように…

「会いたくはありませんが、謝罪にお見えになるなら、お会いしないといけないでしょう」
保険会社の担当者に、そう伝えた事故直後の私の言葉を、今ごろになって後悔しています

「あなたのご家族が、身体を傷つけられたら許しますか？どんなに謝罪されても、身体も車も完璧に元には戻らないので、私は許しません」
そう言うべきだったかもしれないと思い始めています

40歳前後の家族持ちの、とても短気な男性でした
家族が同乗しているとは思えない乱暴運転をして、私に追突した人でした
その男性に、いくらかの誠意があると考えたことが間違いでした

慰謝料と損害賠償の金額で、自分のしたことの重大さを教えたいと思っています